コーヒーという情熱

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コーヒーの未来を考える

2026.07.10

コーヒー・喫茶の楽しみ方

「コーヒーと食の楽しさ」がひらく、喫茶文化の新しい扉。

2026年3月、キーコーヒーは業務用食材のプライベートブランドをリブランディングしました。誕生したのは、「コーヒーと食の楽しさ」をコンセプトとした新ブランド「クレダルジャン」。なぜ今、食材ブランドをリブランディングしたのか。その背景と、ブランドに込めた思いを、開発担当者の髙嶋さんにお聞きしました。

プロフィール:R&Dグループ 設計第二チーム 主任 髙嶋 香穂

―――なぜ今、業務用食材のリブランディングが必要だったのでしょうか

実は、キーコーヒーと食材の関わりは深く、約50年以上前からカレーやパスタソースなどの食材を業務用市場で展開してきました。これまで、コーヒーと共に長きにわたりお取引先に食材を提供してきましたが、近年の業務用市場を取り巻く環境は大きく変化しています。 
お客様のニーズは多様化し、より幅広いメニュー展開が求められる一方で、人手不足によるオペレーションの効率化やコスト削減といった飲食店ならではの課題があります。こうした課題に、個別の商品という“点”ではなく、ブランドとしての一貫した提案という“面”で向き合いたいと考えたのがリブランディングのきっかけです。 
これまで当社では「食事メニューのブランド」「デザートのブランド」など複数の食材ブランドが並立していました。今回それらのブランドを統合し、ひとつの新ブランドとして再出発したことは、お取引先様と共に成長し、これらから先の喫茶文化を支えるための大きな決断でした。

ブランド名の「クレダルジャン(Clé d'Argent)」はフランス語で「銀の鍵」という意味。キーコーヒーのシンボルである「鍵」と、料理を味わうときに使用するカトラリーを想起させる「銀」を組み合わせている。ブランドステートメントは「さぁコーヒーと、召し上がれ。」。お店にはそれぞれ「理想の姿」があり、それらを叶えるための「鍵」になりたいという思いが込められている。

店舗の空間作りを食材からサポートしていく

―――キーコーヒーが食材を提案する強みや意義はなんだと思いますか 

一つは、「コーヒーとのマリアージュ」を起点に商品設計ができる点です。コーヒーと食材はどう組み合わせればお互いの魅力が引き立つか。酸味のあるコーヒーにはどんな甘さが合うのか。深煎りのコーヒーにはどんなコクが響くのか。この食材をもっとおいしくするコーヒーはどんなコーヒーか。組み合わせ次第で、おいしさの提案の幅を広げることができます。 
そしてもう一つは、お店のコンセプトに合わせた提案ができること。長年にわたってお店と共に歩み、業界とお客様を知り尽くしたキーコーヒーだからこその特徴です。地域密着型のお店なのか、客席回転数重視のお店なのか。それぞれのお店に合わせて、オリジナリティあるメニューの提案や、課題を解決する工夫で、その理想に応えていく。これらを通じてお客様が通いたくなる空間作りやお店のにぎわいをサポートしていくことこそが「クレダルジャン」の存在意義だと思っています。 

 

これまで並立していた複数の食材ブランドを統合。統一された一つのコンセプトのもと、ブランドとしての強みがどんな食材カテゴリでも発揮できるようなった。

―――コーヒーにとって食材はどんな存在ですか

切っても切り離せないパートナーと言えるのではないでしょうか。食材があると、コーヒーの楽しみ方は何倍もゆたかになります。モーニングからランチ、ティータイムまで、一皿の食事が添えられることで、コーヒーを囲む「時間」の価値が高まります。「クレダルジャン」の商品が、お店の個性を引き出す手助けとなり、新しいファンやコミュニティを創っていく。「コーヒーの未来」を見据えたとき、その隣には常に素晴らしい食の体験が必要かもしれません。「クレダルジャン」を通じて、お店の今日を支え、次世代へと続くゆたかな喫茶文化を紡いでいきたいです。

 

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