コーヒーという情熱

コーヒーの未来を考える

2025.05.14

サステナビリティ

【コーヒーでサステナビリティ】
捨てずに再利用。コーヒーグラウンズのアップサイクル

これまで“コーヒーかす”と呼ばれることも多かった抽出後のコーヒー粉。近年では、「コーヒーグラウンズ」と呼ばれています。キーコーヒーでは、貴重な資源である「コーヒーグラウンズ」のアップサイクルを推進するサステナブル活動に取り組んでいます。

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近年注目を集める「コーヒーグラウンズ」

―― コーヒーグラウンズとは

 

「コーヒーグラウンズ」とは、コーヒーを抽出した後に残る粉のことです。
これまで、抽出を終えたコーヒーの粉は“コーヒーかす”と呼ばれてきましたが、コーヒーの粉は抽出後も貴重な資源であることから全日本コーヒー協会によって「コーヒーグラウンズ」と名付けられ、近年注目を集めています。
コーヒー粉の表面は、多くの気孔がある「多孔質」と呼ばれる構造をしています。表面にあいた無数の穴には香りの成分や水分を吸着する働きが。そのため、脱臭やスポンジでは落としづらいヌメリを除去する効果が期待できます。
また、コーヒーには焙煎によって表面に現れる油分、「コーヒーオイル」と呼ばれる植物性の脂質が含まれています。この油分は靴磨きや鍋磨きとしても役立ちます。

 

 

 

 

 

キーコーヒーが取り組む「コーヒーグラウンズ」のアップサイクルをご紹介

 

 

Ⅰ.コーポレートサイト内「コーヒーを知る・楽しむ」コンテンツでの発信

 

当社のコーポレートサイトでは、「コーヒーグラウンズ」の再利用方法をご紹介。コーヒーグラウンズの乾燥方法から、番外編としてコーヒー豆の再利用方法まで“今すぐ試したくなる”活用術を動画や写真で幅広く掲載しています。

ご自宅でぜひお試しください!


 

コーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒーの粉)の再利用|賢い使い道9選!
https://www.keycoffee.co.jp/experience/knowledge/detail/coffee_grounds/

Ⅱ.コーヒーグラウンズをアップサイクルし、
オリジナルアイテムを開発しています

 

Keynote of Coffee Grounds

表まわりには、コーヒーグラウンズを混ぜ込んだ素材を使用。染料による着色はしておらず、コーヒーグラウンズそのままの色彩を活用しています。表紙のデザインには、コーヒー豆が1杯のコーヒーになるまでの流れをカフェオレカラーのイラストで表現。裏表紙には「キーコーヒーロゴ」を採用し、唯一無二の「サステナブルなノート」として特別感を演出。普段使いからビジネスシーンまで“日常生活のお供”として持ち歩き、コーヒーを身近に感じていただくことで、「コーヒーグラウンズ」の認知度向上につなげたいという想いから開発された商品です。

 

コーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)を使用したノートを秘書が開発『Keynote of Coffee Grounds』

https://www.keycoffee.co.jp/news/detail/news_250123

 

 

 

 

②コーヒーグラウンズ メジャースプーン
コーヒー1杯分の抽出に必要なコーヒー粉(約10g)をすりきり1杯で計量できる、コーヒー専用のメジャースプーンです。フック部分には当社のロゴマークをあしらった鍵の形を採用。素材の一部にコーヒーグラウンズを使用しています。
コーヒーの計量で普段何気なく使用する“メジャースプーン”。『コーヒーグラウンズ メジャースプーン』を活用することで、コーヒーを単なる飲み物としてだけでなくその先の価値まで知っていただきたい。そんな想いが込められています。

 
キーコーヒーのアップサイクル “コーヒーグラウンズアイテム”第2弾! 『コーヒーグラウンズ メジャースプーン』

https://www.keycoffee.co.jp/news/detail/news_250514


 

『Keynote of Coffee Grounds』のご購入はこちら

https://www.keycoffee.co.jp/shop/g/gZK015000/



 

『コーヒーグラウンズ メジャースプーン』のご購入はこちら

https://www.keycoffee.co.jp/shop/collect/g/gZK017000/

 

 

 

Ⅲ.港区コミュニティコンポスト活動
”コンポスト活動”とは、家庭などから出る野菜の皮や葉っぱなどの有機物を、微生物の働きにより発酵・分解させて堆肥をつくることを言います。そのまま捨てるとゴミになってしまうものを、コンポストを使って土の栄養(堆肥)に変え、さらにその堆肥を使って野菜や植物を育てる循環が注目されています。

「港区コミュニティコンポスト」は、料理雑誌「オレンジページ」などを刊行する出版社㈱オレンジページが中心となり、東京都港区の環境を支える新虎通りエリアプラットフォーム協議会と、家庭でのコンポスト普及を目指すローカルフードサイクリング㈱が共同で運営している企画です。港区の事業所や飲食店、各家庭で堆肥化された生ごみをコンポストに持ち寄り堆肥を製造。コンポストで作った堆肥は新橋・虎ノ門エリアの緑化に活用することでより良い環境づくりに取り組んでいます。

本社を港区に置くキーコーヒーも、2020年より同活動に参加しておりコーヒーグラウンズで作った堆肥を提供しています。

 

 

「コーヒーかす」から「コーヒーグラウンズ」へ――

コーヒーは、リラックスしたい時やホッと一息つきたい時、気分をリフレッシュしたい時など日常のさまざまなシーンで生活者に寄り添う飲み物です。
カップに入った1杯のコーヒーの価値には、品質や味わいなど飲用シーンのみにとどまらず、“抽出後のコーヒー粉”にも同じ価値があります。
「コーヒーかす」から「コーヒーグラウンズ」へ。
呼び方一つで“コーヒーの未来”を大きく変えるかもしれません。

そのまま捨てがちなコーヒーグラウンズには、毎日の生活を便利にするアップサイクルがたくさんあります。
ぜひご家庭で新しいコーヒーライフを見出してみてください。


 

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