コーヒーという情熱

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コーヒーの未来を考える

2025.12.23

インタビュー

若手社員に聞く コーヒーの魅力と可能性

キーコーヒーでは、「18歳。コーヒーを」をキャッチフレーズに、若年層に向けて喫茶文化を広める企画を展開しています。今回は、入社1~3年目のキーコーヒーの若手社員が「若年層とコーヒー」をテーマに座談会を実施。若年層にとってのコーヒーや喫茶文化について話し合いました。

 

(左から)【入社1年目】関東工場 製造課 松下 麟太郎、【入社2年目】秘書広報部 吉田 遥、

【入社3年目】市場戦略部 市場戦略チーム 武政 凜、【司会】秘書広報部 広報チーム 係長 髙木 良輔

 

若年層とコーヒーの関わりについて

 

髙木 現在、日本では18歳が「新成人」とされています。18歳は卒業や進学、就職などさまざまな転換期を迎える時期でもあります。

それを受け、キーコーヒーでは「18歳。コーヒーを」をキャッチフレーズに“18歳の節目を迎えたら、大人への第一歩としてコーヒーを嗜む”という文化を広めたいと考えています。実際、皆さんは「18歳」の頃にコーヒーとどのように関わっていましたか?

吉田 両親がコーヒーを飲んでいたので、私も子どもの頃から自然とコーヒーを飲むようになりました。といっても、飲んでいたのは牛乳をたっぷり入れたカフェオレで、18歳のときもその飲み方をしていました。

武政 私はカフェでアルバイトをしていたので、コーヒーは身近な存在でした。ただ、そのカフェではカフェラテやフラッペといったアレンジメニューの注文が多く、私自身もほとんどブラックコーヒーは飲まなかった記憶があります。

松下 学生時代の同級生でコーヒーを飲む人はいましたが、飲んでいたのはインスタントコーヒーでした。18歳の頃はインスタントコーヒーとレギュラーコーヒーの違いなんて、ほとんど考えたこともなく……。

コーヒーの香りは好きだったので、漠然と「いつかコーヒーを楽しめるようになりたいな」と思っていました。

 

髙木 キーコーヒーで働く私たちにとって、コーヒーはもはや身近すぎる存在です。逆に、皆さんの社外の友人にとってコーヒーはどんな存在だと思いますか?

松下 先ほど話に出た同級生は、「眠気覚ましだ」と言って物凄い量のコーヒーを飲みます(笑)。
吉田 眠気覚ましのように、「何かのためにコーヒーを飲む人」は多いかもしれません。私の周囲では、ゲームをしながらカフェインを摂るために飲む人が多い印象です。
武政 「コーヒーそのものの味わいを楽しむ」という人はあまりいないかもしれません。カフェや喫茶店に行くのも、コーヒーを飲むためではなく「友達とおしゃべりをするため」だったりします。

 

コーヒーの奥深さを知ると楽しみ方はさらに広がる

 

髙木 コーヒーを飲み始めたころはあまり味わいまで意識しないかもしれませんね。
武政 コーヒーは「苦い」もので、「大人の飲み物」というイメージがありました。
松下 キーコーヒーに入社してから、初めて浅煎りのコーヒーを飲んだときは衝撃でした。「コーヒーって、苦いだけじゃない、こんなに華やかなものなんだ」と教えてもらいました。
吉田 コーヒーというと「苦いブラック」か、その味わいを基本にした「カフェオレのようなアレンジメニュー」という先入観がありそうですが、「コーヒーそのものに多様な味わいがある」というのは生活者の方々、特にこれからコーヒーを飲み始める人たちに知っていただきたいですね。

 

 

髙木 若年層に向けて、「コーヒーの味わいの多様性」について発信するのも面白そうですね。
武政 コーヒーの味わいについて話をするときに、「苦み」だけじゃなくて「酸味」や「コク」といった単語が自然と出てくるくらいコーヒーが身近になれば、コーヒーはもっと楽しめると思います。
吉田 コーヒーそのものの味わいを楽しむようになったら、次はマリアージュですかね。コーヒーは奥深さを知るにつれ、楽しみ方はどんどん広がります。
松下 そのコーヒーの味わいを形成する鍵のひとつが、私が工場で担当している焙煎です。焙煎はその日の天気や豆の状況によって微調整が必要です。そんなロースターのこだわりや技術、奥深さも知ってもらいたいです。
髙木 「18歳。コーヒーを」は、まだまだ動き出したばかりの企画です。この企画がどのように育っていくか、若年層に喫茶文化がどんな風に浸透していくか。広報チームの一員として、私もキーコーヒーの取り組みやコーヒーの魅力を発信していきたいと思います。


 

 

 

 

座談会で「18歳。コーヒーを」のロゴ案について話し合いました

「18歳。コーヒーを」では、企画の内容や世界観を訴求するためにロゴを作成することになりました。今回、座談会に出席したのは「18歳」に近い若手社員。そんな皆さんに複数のロゴ案をお見せし、「自分たちと同年代にもっとも響きそうなロゴはどれか」をヒアリングしました。参加メンバーからは「18歳という『若さ』と『大人の入り口』であることを表したい」「瑞々しい雰囲気を伝えたい」「ポップなものよりはスタイリッシュなものが世代的に好まれそう」など多くの意見が交わされました。ヒアリング内容は「18歳。コーヒーを」のロゴ作成に活かしていきます。
※ロゴは完成後、キーコーヒーのコーポレートサイトで発表します