コーヒーのカフェイン量はどのくらい?「カフェインレス」「ノンカフェイン」など言葉の違いや効果について解説

「コーヒー」と聞くと、カフェインが含まれていることをイメージする方も多いでしょう。眠気覚ましやスッキリしたい時など、カフェインの効果を期待してコーヒーを飲む、といったシーンもよく聞かれます。しかし、コーヒーにはどの程度の量のカフェインが含まれているのか、カフェインが持っている実際の効果やノンカフェインコーヒーに関する知識など、意外とわかっているようでわからない部分もあるでしょう。

ここでは、カフェインとはどのようなものなのか、その概要やコーヒーに含まれるカフェイン量、1日に摂取するカフェインの適量などについて解説しています。カフェインレスやノンカフェインコーヒーの概要、カフェインレスコーヒーのおすすめシーンなどについても紹介していますので、コーヒーのカフェインが気になる人や、カフェインレスコーヒーに関心がある方の参考となる内容になっています。

コーヒーに含まれるカフェインの量はどのくらい?

コーヒーにはどのくらいの量のカフェインが含まれているのか、カフェインの効果があらわれる量や時間についても見てみましょう。

コーヒー100mlあたり約60mg

全日本コーヒー協会のデータによると、コーヒー100ml中に含まれるカフェイン量は60mgとされています。

コーヒーカップ1杯120ml程度とした場合、1杯あたりに含まれるカフェイン量は約70mgとなります。

カフェインの効果があらわれる量や時間は?

全日本コーヒー協会のホームページでは、カフェインの効果や時間について、以下のように記載されています。

“カフェインは、摂取後、血流にのり約30分で脳に到達します。計算力や記憶力の向上、疲労の抑制、運動能力の向上に役立つという研究がありますが、これらはカフェインの作用と考えられています。

また、カフェインは交感神経を刺激する作用があり、コーヒーを飲むと体脂肪の燃焼が促進することが知られています。”

「カフェインレス」「デカフェ」「ノンカフェイン」の違いは?

「カフェインを摂り過ぎたくないけど、口寂しい時に楽しめるコーヒーが欲しい」という場合は、カフェインレスコーヒーやデカフェといった選択肢もあります。「カフェインレス」「デカフェ」以外に「ノンカフェイン」と呼ばれる商品もあります。それぞれの商品には、どのような違いがあるのでしょうか。

カフェイン含有量によって違いがある

カフェインレス、デカフェ、ノンカフェインには、それぞれ以下のような違いがあります。

カフェインレス:「カフェインが少ない」という意味を持つ言葉で、デカフェと同様、通常のコーヒーなどからカフェインを除去した製品のことをさします。カフェインを90%以上除去したコーヒーを、カフェインレスと表示することができます。

デカフェ:英語の” decaffeinated”を略した言葉で、「カフェインを抜いた」という意味があります。通常のコーヒーなどからカフェインを除去したもので、商品によっては0.2%程度の、ごくわずかなカフェインが含まれている場合もあります。 

ノンカフェイン:カフェインを一切含まない、カフェイン0%の製品です。そもそもカフェインは含まれていないが、コーヒーのような味わいを楽しめるたんぽぽコーヒーのほか、ハーブティーやルイボスティーなどもノンカフェイン飲料に含まれます。

カフェインはどの程度まで摂取してもいいの?

カフェインはどの程度まで摂取してもよいのか、その目安についても紹介します。

コーヒー1日3~4杯が目安

ヨーロッパやWHO(世界保健機構)などが個別にさだめた基準では、摂取してもよいとされる最大量は1日あたり200~400mgとなっています。

コーヒー1杯を120mlとして、1杯あたりのカフェイン含有量が70mgとした場合、1日3~4杯程度を目安とするとよいでしょう。

ただし、カフェインの効果の感じ方には個人差があるため、自身の適量を知っておくことも大切です。

カフェインレス・ノンカフェインコーヒーが今後のスタンダード?!さまざまな愛飲シーン

カフェインレスやノンカフェインタイプのコーヒーは、妊産婦やママだけでなく、以下のようなシーンでもおすすめできます。

在宅勤務・テレワークのお供に

在宅勤務やテレワークが長時間続くと、オフィスにいるよりも多くのコーヒーを飲んでしまいがち。気づいたらカフェインを取り過ぎて気分が悪くなってしまったかなあ、と気になってしまう場合もあるかもしれません。

集中して作業する時にはコーヒーを、休憩やリラックスタイムにはカフェインレスコーヒーを取り入れてみるのがオススメです。

長距離運転・おでかけの相棒に

遠方へのドライブやトラックでの長距離運転など、長いお出かけにはホッとする飲み物も必要です。

外出先で暖かくてカフェインの入っていない飲み物を探そうとすると、意外と見つからないもの。カフェインを控えたいお出かけの際には、自宅からカフェインレスコーヒーを携帯する方法もおすすめです。

夜間のリラックスタイムに

夜寝る前、少しだけ暖かい飲み物を飲んで落ち着きたいと思うことはないでしょうか。コーヒーやお茶を飲んで、カフェインの効果で眠れなくなるのは避けたいところですが、ホットミルクやレモネードはカロリーが気になってしまいます。

そんな時の飲み物としても、カフェインレスコーヒーがあると選択の幅が広がるでしょう。

“おいしい”カフェインレスコーヒーが飲みたい方におすすめのコーヒー

カフェインを抜いて加工する技術は日々進歩していますが「カフェインレス=物足りない」というイメージがまだ多く聞かれるのも事実です。

従来は、どのような製法でカフェインを除去しているかがフォーカスされることが多かったのですが、実は、その製法よりも、「カフェインレス処理をした生豆の鮮度管理」が、その後の味わいに大きく影響していることがわかりました。

キーコーヒーでは、「カフェインレス感ゼロ」の味わいを目指し、独自の観点から、通常のコーヒーと変わらない味わいのカフェインレスコーヒーを実現しました!

カフェインレス処理を行う前の原料生豆の品質に加え、カフェインレス処理を行った後の生豆の輸送~保管まで、独自の鮮度管理を行って仕上げた「カフェインレス 深いコクのブレンド」は、第52回 食品産業技術功労賞を受賞するなど、そのおいしさが認められています。

「カフェインレス 深いコクのブレンド」の商品案内ページはこちら

カフェインレスコーヒーは、当たり前の選択肢に

カフェインレスコーヒーは、妊婦さんや授乳期の女性向けのコーヒーだと思われていましたが、ここまで説明してきた通り、在宅勤務の増加によりいつものコーヒーに取り入れてカフェイン摂取量を調整したい方の選択肢として一般的になってきています。
物足りないと思われていたカフェインレスコーヒーですが、キーコーヒーのカフェインレスコーヒーなら、いつものコーヒーと変わらない味わいを楽しむことができます。受賞のおいしさをぜひ、おためしください。