コーヒーとのマリアージュを楽しむ!おすすめの食べ合わせを紹介
2025.08.20
豆知識

「コーヒーと相性のよい食べ物にはどんなものがあるのか知りたい」「好きなスイーツに合うコーヒーが知りたい」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、コーヒーとのマリアージュが楽しめるおすすめの食べ合わせやコーヒーに合う食べ物、マリアージュを楽しむ際のポイントなどについてご紹介します。
マリアージュとは
マリアージュにはどのような意味があるのでしょうか。
2種類以上の食べ物の相性の良し悪しを表現するもの
マリアージュは「結婚」という意味のフランス語で“mariage”と表記され、同じ意味を持つ英語にマリッジ”marriage”があります。マリアージュには「複数のものを組み合わせ、融合させる」といった意味があり、転じて結婚や婚姻関係などを表す言葉として使われるようになったといわれています。
食べ物や飲み物において「マリアージュ」という場合には、2種類以上の食べ物を一緒に食べた場合の相性の良し悪しを表現する際に使われるのが一般的です。「コーヒーとケーキ」「コーヒーとパン」のように、一緒に飲んだり食べたりすることで相乗効果が高まることを伝える際に使われる表現の1つです。
よく知られているマリアージュの例
食べ物のマリアージュとしてよく知られている例としては「唐揚げとレモン」などが挙げられます。唐揚げなど脂質の高い揚げ物には、レモンを絞ると酸味と香りでさっぱりと食べやすくなるため、レモンを添えて提供されることが多いものです。
ほかにも、淡白な食べ物に濃厚なソースを合わせたり、ワインと相性のよい料理を紹介したりする場合などにも、マリアージュと表現されます。
こうした例と同様に、コーヒーも相性の良い食べ物とマリアージュを楽しむことが可能です。
コーヒーとのマリアージュを知ると楽しみ方が広がる
コーヒーと食べ物とのマリアージュを知ることで、以下のような楽しみ方が可能となります。
コーヒータイムの楽しみが広がる
コーヒーは朝の1杯や食後の1杯、来客時やリラックスタイムなど、生活の中におけるさまざまなシチュエーションで楽しむことができます。
食べ物も同様、朝にはパンやグラノーラ、食後にはデザート、短い休憩時間には軽いスナックなど、シチュエーションによって違いがあります。
それぞれの時間において、コーヒーとのマリアージュが楽しめる食べ物について幅広く知っておくことで「今日はどんな組み合わせにしようかな」と選択肢が増え、コーヒータイムがより楽しめるようになります。
コーヒーと食べ物のマリアージュでよりおいしく味わえる
コーヒーと相性のよい食べ物とのマリアージュは、食べ物が持っているポテンシャルを更に高めるため、単体で食べるよりもおいしく感じやすくなります。
それまで好物ではなかった食べ物も、コーヒーとのマリアージュによって好きになることもあるでしょう。逆に、食べ物とマリアージュしたコーヒーの新しい一面を発見することも。お互いの良さを引き出して、よりおいしく味わえるのがマリアージュの魅力でもあります。
コーヒーや食べ物の味への理解が深まる
コーヒーが持つ香りやコク、食べ物の味の特徴や口にした時の複雑な味わいなど、マリアージュを楽しむことでコーヒーや食べ物の味への理解が深まります。
「コーヒーと一緒に食べるとバターの風味が豊かに感じられる」「マリアージュでコーヒーの香りがより好きになった」など、それまで気づかなかった繊細な味や香りの違いに気づくこともあるでしょう。
コーヒー選びの幅が広がる
コーヒーに合うさまざまな食べ物とのマリアージュを探すだけでなく、食べ物に応じて選ぶコーヒーを変えてみるのもおすすめです。
コーヒーにも産地によって苦みや酸味など、味のバランスの違いがあります。焙煎の深さや挽き方、シングルオリジンかブレンドか、コーヒーのいれ方などによっても違った味わいを見つけることができます。
食べ物に合わせるコーヒー選びの幅を広げていくことで、マリアージュの楽しさを更に深めることができるでしょう。
コーヒーにおすすめのマリアージュをご紹介
コーヒーとのマリアージュで相互の魅力を引き出すおすすめの組み合わせ、食べ合わせをいくつかご紹介します。
乳製品
まろやかでコクのある味わいの乳製品は、コーヒーとの相性が抜群な食べ物の1つ。各種チーズをはじめ、バターや生クリームを使ったスイーツなどが良く合います。ヨーグルトやミルクプリンなどの冷たいデザートとコーヒーのマリアージュもおすすめ。食事と合わせるなら、たっぷりのバターを塗った厚切りトーストやチーズフォンデュなども相性の良い組み合わせです。
乳製品はさまざまなコーヒーにマッチすると言われていますが、なかでもまろやかな口当りと優れた風味を持つブルーマウンテンは特におすすめです。焙煎の深さは、味のバランスがよい中煎りが適しています。
チョコレート
チョコレートには、高カカオのものやミルクチョコレート、フルーツの入ったものなどさまざまな種類があり、種類によって相性の良いコーヒーがあります。
たとえば、苺などのフルーツが入ったチョコレートなら、フルーティな酸味が楽しめるキリマンジャロやモカを。甘さと濃厚さが楽しめるミルクチョコレートには、スパイシーで苦みとコクのバランスが良いマンデリンや、深煎りのコーヒーがおすすめです。
チョコレートの厚さや柔らかさ、温度によっても相性の良い組み合わせは異なります。温かいコーヒーで溶け出すチョコレートのくちどけを楽しんだり、パリッと食感の良いチョコレートにアイスコーヒーを合わせて食感を楽しんだりするのもよいでしょう。
和菓子
お茶と相性のいいイメージのある和菓子ですが、実はコーヒーとの相性も抜群です。上質で繊細な生菓子や餡を使った和菓子には、上品な味わいと深いコクのトアルコ トラジャが良く合います。
カステラやどら焼きなど、ふわふわした食感の軽い生地が使われている和菓子には、同じくすっきりと軽めのコーヒーを合わせるのが良いでしょう。和菓子とコーヒーのマリアージュを知ることで「今日はコーヒーのお供に和菓子を買おう」など、和菓子を楽しむ機会が増えるかもしれません。
サンドイッチ
朝食やランチ、ちょっとした軽食などでおなじみのサンドイッチは、中に挟む具材によって相性の良いコーヒーが変わるため、幅広く楽しむことができます。
たとえば、フレッシュな野菜を使ったサンドイッチにはコロンビアやグァテマラなど、酸味があり、飲み応えのあるコーヒーとのマリアージュがおすすめです。フルーツや生クリームを挟んだフルーツサンドなら、乳製品と相性の良いコーヒーを合わせて楽しんでみるとよいでしょう。
相性のよい食べ合わせを見つけてより楽しいコーヒータイムを
マリアージュには、もともと複数のものを組み合わせる、融合させるという意味や「結婚」という意味以外に、2つ以上の食べ物を組み合わせた時の相性の良し悪しを表現する際にもよく使われます。和菓子やサンドイッチ、フルーツを使ったケーキなど、普段コーヒーと合わせたことのない食べ物でも、コーヒーと相性の良いものはたくさんあります。
コーヒーは産地や焙煎の深さによって違った味わいが楽しめるため、食べ物とコーヒーのマリアージュにはさまざまな選択肢があります。自分の好みに合った相性のよい食べ合わせを発見し、より楽しいコーヒータイムを過ごしてみてください。
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