親子で楽しめる!コーヒーを使った自由研究8選
2025.07.01
豆知識

夏休みは花火やプールなど、小学生にとっては楽しいイベントが多い時期です。遊びの予定だけでなく、宿題や自由研究にも計画的に取り組みたいところ。せっかくなら、親子で一緒に楽しめるテーマを選んでみてはいかがでしょうか。
この記事では、親子で楽しめるコーヒーを使った自由研究のメリットや試してみたいテーマなどについてご紹介しています。
コーヒーを使った自由研究を選ぶメリット
コーヒーを使った自由研究のメリットには、以下のようなものが挙げられます。
コーヒーから自然や世界を知ることができる
「コーヒーを使った自由研究」といっても、そのテーマはさまざまな角度から選ぶことができます。
後ほど紹介するコーヒードリンクやコーヒー染めのほか、コーヒーが栽培され収穫されるまでの過程、コーヒーの産地ごとの特徴や歴史、産地から日本へやってくるまでの流れなどを知ることで、理科や社会科に関連する知識が深まります。
家族で楽しめる
コーヒーはご家庭に常備されていることが多く、比較的手に入りやすい身近なものです。
おいしい飲み方や基本のいれ方、相性の良いスイーツを調べるなど、親子で取り組むことによって家族みんなで楽しむことができます。コーヒーに詳しい身近な方がいればコーヒーの知識を共有し合うこともできるため、家族間の交流も活発になるでしょう。
夏休みの自由研究を機会に、普段何気なく楽しんでいたコーヒーについて詳しくなってみるのもおすすめです。
手間やコストをかけずに研究できる
普段からご家庭にあるものを使って自由研究ができるため、特別な道具の準備や移動などを必要とせず、コストを抑えて自由研究に取り組むことができます。
昆虫や植物の採集など、自由研究のテーマによっては高価なキットを購入したり、遠方に出かけたりする必要がある場合も少なくありません。コーヒーがテーマの場合、紙とペンに布、スーパーで売られている食材など、入手しやすいアイテムで研究することができます。
オンラインや書籍で手順に関する情報を得られれば研究可能なため、手間もコストも少なくすみます。
コーヒーを使った自由研究のテーマ8選
コーヒーの自由研究のメリットがわかったところで、実際にコーヒーを使ってできる自由研究のテーマを8つご紹介します。
コーヒー染め
コーヒー染めは、コーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)を使った研究としておすすめです。コーヒー染めの手順と用意する基本のアイテムは以下の通りです。
<用意するもの>
・牛乳または豆乳 適量
・コーヒーグラウンズ(またはインスタントコーヒー) 大さじ3
・水 1リットル
・鍋
・ミョウバン(または塩) 大さじ1程度
・布(染める用)
・だしパック(コーヒーグラウンズを入れる用)
<基本の手順>
1. 牛乳または豆乳と水を1:1になるように割った液を作り、コーヒー染めする布を1時間以上浸して絞り、すすがずに陰干しして乾かしておく
2. 鍋に1リットルの水を入れて火にかけ、沸騰したらだしパックに入れたコーヒーグラウンズを入れて10分ほど煮出す
3. だしパックを取り出し、染めたい布を入れて沸騰させないようにして、さらに10分ほど煮る
4. 火を止めて色止め用にミョウバンまたは塩を入れ、さらに20分ほど浸す
5. 染まり具合を見て取り出し、絞ってすすぎ洗いをして干したら出来上がり
実際に染めた生地や紙を使って小物を作ったり、コーヒーグラウンズの他の再利用方法について追加でまとめたりするのもおすすめです。
▶関連記事:『
コーヒー染めは自宅でもできる?やり方やアイデア、コツなどを紹介!
』
▶関連記事:『 コーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒーの粉)の再利用|賢い使い道9選! 』
↓簡単にできるコーヒー消臭剤の動画↓
コーヒードリンク作り
カフェオレなど、コーヒーを使って作るコーヒードリンクを研究テーマにする方法です。カフェオレとカフェラテの違いや、ダルゴナコーヒーの作り方などの手順や実際に作ってみた感想、飲んでみた味の違いなどを研究結果としてまとめます。
なお、ご参考までにカフェオレとカフェラテの違いは以下の通りです。
[カフェオレ]:ドリップコーヒーと牛乳を合わせたもの
[カフェラテ]:エスプレッソコーヒーと牛乳を合わせたもの
使用するコーヒーが違うことで牛乳との比率、味わい、香りが全く違うものになる点に注目するとよいでしょう。
ダルゴナコーヒーは、インスタントコーヒーと砂糖、牛乳があれば作ることができます。インスタントコーヒーと砂糖を少量の水で溶かし泡立ててクリーム状にしたら、グラスに入れた牛乳の上にそっと乗せて出来上がりです。
コーヒークリームと牛乳のコントラストがきれいで、見た目にも楽しいおすすめのコーヒードリンクとなっています。
コーヒードリンクの作り方については、以下の関連記事や動画も参考にしてみましょう。
▶関連記事:『
ダルゴナコーヒーとは?作り方やアレンジ、失敗しないコツなどを解説!
』
コーヒーを使ったスイーツやフードメニューとの相性研究
コーヒーゼリーやティラミスなど、コーヒーを使ったスイーツメニューを作るほか、コーヒーと相性のよいお菓子、食事を調べて試食し、実際に食べた感想や相性を点数や星印を用いた評価とともにリストにしてみるのもよいでしょう。
親子で味の採点が違ったり、お気に入りのメニューが増えたりするのも楽しみの1つです。
ドリップコーヒーのいれ方
本格的なハンドドリップでコーヒーをいれる際に、必要となる道具やドリップの手順などをテーマにしてまとめます。
ハンドドリップの基本のいれ方と手順は以下の通りです。
<用意・器具リスト>
ドリッパー、サーバー
ペーパーフィルター
ケトル
コーヒー粉
計量スプーン
タイマー
コーヒーカップ
<ハンドドリップの基本のいれ方>
1. 器具とカップを温める
2. ドリッパーにフィルターをセットする
3. コーヒー粉を量ってドリッパーに入れる
4. 少量のお湯をドリッパーへ円を描くように注ぎ、20秒ほど蒸らす
5. その後、お湯を4回程に分けて注ぎ、出来上がったコーヒーをカップに注いで出来上がり
ハンドドリップでいれたコーヒーを大人に飲んでもらい、味の違いなど感想を聞いてまとめるのもよいでしょう。
ハンドドリップの基本のいれ方について詳しく知りたい方は、以下の関連記事や動画を参考にご覧ください。
▶関連記事:『
【動画付き】ペーパードリップコーヒーのいれ方を解説!必要な器具やコツもご紹介
』
コーヒーの焙煎や挽き方、いれ方の種類
日本に輸入されたコーヒー豆は、焙煎や粉砕(豆を挽いて粉にする)など、さまざまな工程を経てご自宅で使用するコーヒー粉の状態になります。焙煎や挽き方にも種類があり、焙煎は深さに応じて8段階に、挽き方は粉の細かさによって5段階に分かれます。それぞれを表にまとめるだけでも研究の成果になります。
焙煎や挽き方だけでなく、コーヒーのいれ方にも種類があります。一般的なペーパードリップのほかにも、布製のフィルターを使用した「ネルドリップ」、水で作る「コールドブリュ―」や専用のマシンを使って作る「エスプレッソ」、「フレンチプレス」、「パーコレーター」、「サイフォン」などの種類があります。
▶関連記事:『
アメリカンコーヒーとは?おいしい作り方・おすすめのコーヒー豆を解説
』
▶関連記事:『
深煎り・中煎り・浅煎りの違いとは?コーヒーの味わいやおすすめの飲み方
』
▶関連記事:『
コーヒーの種類がわかる!豆の種類やいれ方など一覧で解説
』
コーヒーの産地
コーヒーには「キリマンジャロ」「グァテマラ」「ブラジル」「コロンビア」など、産地ごとに特徴が異なる多くの種類があります。
赤道を挟んだコーヒー栽培に適した地域「コーヒーベルト」をはじめとした世界中のコーヒー産地を地図上にまとめ、それぞれの産地で栽培、収穫されるコーヒー豆の特徴を図解することで、コーヒーマップを作ることができます。
栽培から収穫、流通まで
種まきから発芽、開花して実がなり収穫するまでの流れ、収穫後に実の中の種を取り出す工程、水洗いして乾燥・選別されカップテストを経て世界各国へ出荷されるまでの流れを表にまとめます。
コーヒーの三大原種と呼ばれる豆の種類やコーヒー農園のこだわり、トレーサビリティといったコーヒーの品質や安全性を守る取り組みなどについて調べ、感想などをまとめてみるのもよいでしょう。
【小学生向け】キーコーヒーの親子自由研究セミナーのご案内
「コーヒーの自由研究を選びたいけど、どんな風にまとめればよいかわからない」という場合は、企業が主催しているセミナーに参加してみるのもおすすめです。
キーコーヒーでは、コーヒー教室開講70周年を記念して、小学生向けの親子セミナーを特別開催いたします。
コーヒードリンク作りやコーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)を再利用した工作が体験できる自由研究セミナーと、親子で焙煎体験ができるセミナーの2種類をご用意しています。4組8名の少人数制なので、講師に質問もしやすく、初めての方でも安心してご参加いただけます。
親子で楽しみながらコーヒーの知識を深めることができる内容のため、自由研究が目的でない場合も大歓迎です。ぜひお気軽にお申込みください。
◇
【70周年特別開催】小学生向け親子自由研究セミナー
◇
【70周年特別開催】小学生向け親子焙煎体験セミナー
自由研究のテーマにコーヒーを選んで親子で知識を深めよう
夏休みの自由研究のテーマには、身近にあるものでありながら、いれ方や産地、収穫から流通など、さまざまな角度から理解を深めて楽しめるコーヒーを選ぶのがおすすめです。
親子で感想を言い合ったり、後で表や図にまとめたりして、楽しみながら知識を深めてみてはいかがでしょうか。