おいしい紅茶のいれ方がわかる!ポイントを押さえて自宅で本格的な1杯を楽しむ方法をご紹介
2026.06.29
いれ方

自宅でおいしい紅茶をいれるには、どのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。本格的な紅茶を手軽に楽しむための基本のいれ方や茶葉の選び方、アレンジ方法などについてご紹介します。
おいしい紅茶をいれるために押さえておきたいポイント

おいしい紅茶をいれるために押さえるべきポイントについて見ていきましょう。
紅茶の種類を徹底解説!特徴を知って好みの茶葉を選ぼう
おいしい紅茶を楽しむためには、茶葉の種類ごとの特徴を知っておくことも大切です。代表的な茶葉の種類と特徴について、以下を参考にしながら自分好みの茶葉を選んでみましょう。
茶葉の種類は、大別するとアッサム系と中国系に分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。
<アッサム系>
主にインド、スリランカ、インドネシア、アフリカ産の紅茶でタンニン含有量が多く、香り高く、濃厚な味わいが特徴です。
<中国系>
茶葉は中国や日本、台湾産の紅茶、スリランカの高地やインドのダージリンなどが挙げられます。タンニンが少なく、デリケートな香味が特徴です。
また、インドのダージリンでは、「一番摘み(ファーストフラッシュ)」「二番摘み(セカンドフラッシュ)」「秋摘み(オータムナル)」に分けられ、それぞれ味や香りに大きな違いがあります。
収穫時期によるそれぞれの特徴は以下の通りです。
<一番摘み>
3~4月頃に収穫される茶葉です。フレッシュで若々しく、香りと共に渋みも強い特徴があります。
<二番摘み>
5~6月頃に収穫される茶葉です。1年の中で味、香り共に最も充実しています。
<秋摘み>
10~11月頃に収穫される茶葉です。香り、味わいは柔らかく、深みも増してきます。
アッサム系と中国系の特徴が掴めたら、次に産地ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。
▼インド
インドの代表的な茶葉として「ダージリン」「アッサム」「ニルギリ」についてご紹介します。
<ダージリン>
世界三大紅茶の1つにも数えられるダージリンは、インドの東ヒマラヤに位置するダージリン地方で収穫される茶葉で「紅茶のシャンパン」とも呼ばれる爽やかで上品な香味が特徴です。


<アッサム>
インド北東部にあるアッサム地方は、世界最大の紅茶産出量を誇る生産地で、コクのあるまろやかで濃厚な味わいと甘い香りが特徴です。
一般的に、フレッシュな特徴のある茶葉はストレートティー向き、コクの強い茶葉はミルクティー向きとなっています。


<ニルギリ>
南インド最大の紅茶の産地として知られるニルギリ産の茶葉は、クセがなく飲みやすく、レモンティーやミルクティー、アイスティーなど、どんな飲み方にも向いています。
隣国スリランカに地理的に近く、気候や土壌も似ているため、茶葉の形状がセイロンティーに似ている点も特徴の1つです。
セイロンとは、インド南東のインド洋に浮かぶ島国スリランカの旧国名で、セイロンティーは、スリランカ産紅茶の総称です。日本で輸入されている紅茶の半数以上はセイロンティーで、昔から代表的な紅茶の1つとして親しまれています。


▼スリランカ
スリランカの茶葉「ヌワラエリヤ」「ディンブラ」「ウバ」「ルフナ」についてご紹介します。
<ヌワラエリヤ>
スリランカ中央にある高地のヌワラエリヤで収穫される茶葉は、デリケートな蘭やバラの花のような香りと、煙を含んだようなフレーバーが特徴です。
<ディンブラ>
ヌワラエリヤの南側にあるスリランカの中央山脈西側で収穫されるディンブラは、優雅で芳醇なフレーバーと適度な渋みのある、爽快感が特徴です。
<ウバ>
スリランカ南東部の高地ウバで収穫される茶葉は、世界三大紅茶のひとつです。刺激的な渋みとコク、独特のメチルサルチル系の香気は「ウバフレーバー」と呼ばれています。
<ルフナ>
スリランカ南部の低地で収穫されるルフナは、スモーキーで濃厚な味わいが特徴の紅茶です。
▼中国
中国産の代表的な紅茶キーモン(キーマン、キームン)は、上海の西側に位置するキーモン県で収穫される茶葉です。
ダージリン、ウバと並ぶ世界三大紅茶のひとつで、優雅でデリケートな香味と緑茶に似た爽快な渋みが特徴です。
▼インドネシア
インドネシアのジャワ島で収穫されるジャワティーは、軽い香りとマイルドな香味、渋みは弱く、セイロンティーに似たマイルドなフレーバーが特徴ですが、濃く出すことでコクも楽しめます。
▼ケニア
ケニア紅茶は、アフリカ大陸東部に位置するケニアで収穫される紅茶です。味がしっかりしていて、マイルドな香味と爽快な渋みがあります。
紅茶の種類には、産地のほかに「フレーバードティー」「センティッドティー」「ハーブティー」なども挙げられます。
<フレーバードティー>
香料を茶葉に噴霧して着香したもので、アールグレイやアップルティーなどが該当します。
アールグレイ(Earl Grey)は、紅茶の茶葉に「ベルガモット」という柑橘類で爽やかな香りをつけたフレーバードティーの1つです。
19世紀のイギリス首相グレイ伯爵が由来の代表的な香りの紅茶で、ストレート、アイス、ミルクティーなど幅広く楽しめる、上品で華やかな香りが特徴です。
<センティッドティー>
花びらやドライフルーツなどを直接茶葉に混ぜて香りを移したもので、ジャスミン茶が代表的です。
ジャスミン茶は、主に緑茶や白茶の茶葉に、新鮮なジャスミン(マツリカ)の花の香りを吸着させた「花茶」です。中国の福建省などが主産地で、すっきりとした味わいと甘く華やかな香りが特徴です。リラックス効果や抗菌作用が期待され、カフェインも含んでいます。
<ハーブティー>
乾燥または生の薬用植物(葉、茎、花、果実)をお湯で浸出させた飲み物です。主にカフェインを含まず、特有の香りと成分(ビタミン・ミネラル等)によるリラックスや体調ケアの目的で飲まれます。別名「チザン」とも呼ばれ、カモミールやペパーミントなど様々な種類があります。
代表的なハーブティーには、以下が挙げられます。
「カモミール」:リンゴのような香りで、ストレス軽減や安眠効果があるとされている
「ペパーミント」:清涼感があり、胃腸の調子を整える効果が期待できる
「ローズヒップ」:「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれ、美肌効果が期待できる
「ルイボス」:アフリカ原産の美容・健康茶として人気がある
ブレンドやミルクティーにするか、リラックスや食事との相性など、好みはもちろん目的によってもおすすめの茶葉が異なる場合があるため、ひと通り試してみるのがおすすめです。
水は国内メーカーの茶葉なら水道水でもおいしく作れる
イギリス産の茶葉などの場合、イギリスの硬水でいれるのに適した茶葉になっている場合があります。
日本で流通している水は軟水のため、海外製の紅茶をいれると濃く出過ぎたり、渋みが強くなったりする場合があるため注意が必要です。
国内メーカーが販売している茶葉なら、ご家庭の水道水でもおいしく作れるので、迷ったら国内メーカーの紅茶を選ぶとよいでしょう。
必ず熱湯を使用する
紅茶をいれる際のポイントとして、茶葉と水に加えお湯の温度も重要です。温度の低いお湯を使うのは、香り成分が十分に引き出されないためNG。必ず沸騰しているお湯を使うのはもちろん、ティーポットやカップもあらかじめお湯で温めるのも大切なポイントです。
茶葉は直射日光を避け、冷暗所で保管する
茶葉が劣化する原因の三大要素は「高温」「多湿」「光」といわれています。
高温下で保存すると香りが放散してしまい、多湿な環境では味の劣化や水色の濁りが起きやすく、光があたると色褪せの原因となり、品質の低下につながります。
空気に触れ続けると香りが飛びやすいため、直射日光を避けた冷暗所で保存することも大切です。
ティーバッグも外国製のものは個包装されていない場合があります。湿度の高い日本の気候で保存する場合は、食品用の密閉できる保存袋などに入れるのがよいでしょう。
【基本編】おいしい紅茶のいれ方

基本的なおいしい紅茶のいれ方についてご紹介します。
準備するもの
紅茶をいれる際に準備するものとしては
お湯
茶葉(140mlあたり2.5~3g)
ポット
カップ
などが挙げられます。
茶葉を測るティースプーンや、ポットを覆い保温性を高めるティーポットカバー(ティーコージー)などもあると便利です。
紅茶をいれる5つのゴールデンルール
紅茶をいれる5つのゴールデンルールは
1. 新鮮で良質な茶葉を使用する
2. ティーポットを温める
3. 茶葉の分量を量る
4. 沸騰した熱湯を使う
5. 茶葉を蒸らす間、ゆっくり待つ
となります。
5つの工程について、以下で順にご紹介していきます。
1. まず良質な茶葉を用意します。新鮮で品質の高い、自分好みの茶葉を使うことが大切です。
2. 次に、使用する器具を温めます。
おいしい紅茶をいれるためには、必ずポットを使用して一定時間蒸らす必要があります。抽出前に必ずポットとカップは温めるようにしましょう。
3. 次に大切なのが計量です。大まかに目安を決めて、計量して抽出してください。
ストレートティーは2.5~3g(ティースプーン1杯)でカップ1杯分(約140ml)が目安です。
ブレンドティーの場合、ストレートやレモンティーで2~3g、ミルクティーの場合はやや濃いめにすると、味のバランスが良いでしょう。
茶葉が小さくカットされたブロークンタイプは、ティースプーン中盛り1杯2.5~3g、リーフタイプは、ティースプーン山盛り1杯およそ3gとなります。
これもあくまでも目安なので、使用するカップなどの大きさを事前に水で計り、お湯の分量を決めるようにしてください。
4. 使用する湯は新鮮で空気をたっぷり含んでいて、なおかつ完全に沸騰したものを使用します。
目視した状態で、やかんの底から5円玉くらいの泡がボコボコ上がっていることを確認しましょう。
沸騰しているお湯を使うことが大切な理由として、紅茶に含まれるタンニンの特性が挙げられます。紅茶のおいしさはタンニンにあるといわれており、このタンニンは80℃以上で溶け出しやすくなるのです。
沸騰したお湯100℃から、蒸らす時間の温度の下がる時間までを有効に使うためにも、最初に沸騰した状態のお湯を使うことがおいしい紅茶をいれるポイントとなるのです。
5. 最後は蒸らす時間です。紅茶の味が出るための大切な時間ですので、決められた時間ゆっくりと待ちましょう。
待ち時間は、紅茶の等級によっても異なります。茶葉の小さなブロークンタイプで2~3分間、リーフタイプで3~5分間が目安です。

ここで大切なのが「ジャンピング」です。ジャンピングとは、茶葉が上にいったり下にいったりし始める動きをさします。ポットへお湯を注いだ時の勢いだけでなく、注ぎ終わった後にもこのジャンピングが起こっていれば、紅茶のいれ方はほぼ成功したといえます。
ティーバッグを使ったおいしい紅茶のいれ方
紅茶大国イギリスでは、普段の生活においてティーバッグを使い、マグカップで紅茶を楽しむ人も多いのだとか。時間のない時や急いでいる時でも、ポイントを押さえることで手軽に本格的な紅茶を楽しむことができます。
ティーバッグを使っておいしい紅茶をいれる方法もご紹介します。
温めたカップに140mlの熱湯を入れ、そこにティーバッグを滑らせるように入れ、ソーサー等で蓋をして2分間蒸らします。
時間が経過したら蓋をとり、ティーバッグを2~3回振って取り除きます。お湯の中にティーバッグを沈める過程で、バックの中で茶葉がジャンピングを起こします。また蓋をすることで温度が下がらずにしっかり蒸らすことができ、香りが引き出されます。
【アレンジ編】その他のおいしい紅茶のいれ方
基本の紅茶のいれ方をふまえて、アイスティーのいれ方やミルクティー、チャイなどおいしいアレンジ方法もご紹介します。
おいしいアイスティーのいれ方
基本量の2倍の濃さで紅茶をいれた後、氷で急冷します。たくさんの氷を使うのがポイントです。手順は以下を参考にしてください。
1. 温めたポットに茶葉4gを入れ、熱湯120mlを注ぎます。
2. 蓋をして2分間蒸らします。
3. グラスに氷を入れ、1の紅茶を茶漉しに通して一気に濾し、急冷したら出来上がりです。
ミルクティー、チャイのいれ方
ミルクティーは、文字通り紅茶を牛乳で割ったもので、イギリスではストレートよりもミルクティーで飲む人が多いようです。チャイは紅茶の茶葉にスパイスと牛乳、砂糖を加えて加熱したもので、作り方もそれぞれ異なります。
ミルクティーは紅茶に牛乳を注いで作ります。牛乳に紅茶を注いでもOKです。分量はお好みですが、ロイヤルミルクティーにする場合は牛乳と紅茶を1:1以上にするのがポイントです。
ロイヤルミルクティーとは、濃いめにいれた紅茶と同容量のミルクを加えたイギリススタイルのミルクティーです。
チャイには「セイロン風ミルクティー」「マサラチャイ」などが挙げられます。
セイロン風ミルクティーとは、ミルクだけで作った濃厚な味わいのミルクティーです。
「セイロンスタイル」とも呼ばれ、セイロン地方(現在のスリランカ)は水質が良くないため、水牛の乳で紅茶を煮出したのが始まりとされています。茶葉の小さなBOPを使用すると、より香味を楽しむことができます。
セイロン風ミルクティーをいれる際の手順は以下の通りです。
1. 茶葉3gを少量の湯に2分程浸します。
2. 牛乳150mlを沸騰するまで温めます。
3. 2.が沸騰したら火を止め、1.を加え蓋をして5分間浸漬します。
4. 温めたカップに茶漉しで漉して注いで出来上がりです。
マサラチャイとは、ヒンディー語などで複数のスパイスを入れたミルクティーの意味です。チャイは本来「茶」の総称で、近年の日本ではインド風のスパイス入りミルクティーを一般的にチャイと呼んでいます。「チャイ」とは、インド・ネパール地方の煮出し式ミルクティーのことで、複数のスパイスで香りつけしたものを「マサラチャイ」といいます。
マサラチャイをいれる際の手順は以下の通りです。
1. 手鍋に牛乳150mlを入れて弱火で温めます。
2. 1の火を止めてからナツメグ、クローブ、シナモン、茶葉3gを加えて軽くかき混ぜ、蓋をして3分間蒸らします。
3. 温めたカップに2.を茶漉しで濾して注いで出来上がりです。
スパイスの種類やバランスに決まりはなく、お好みで調節してもOKです。市販のチャイ用スパイスなどを使うのもよいでしょう。
喫茶店やホテル向けの本格商品!キーコーヒーオリジナル紅茶のご紹介
キーコーヒーでは、ホテルや喫茶店で提供される本格的なオリジナル紅茶もご用意しています。
ダージリンやセイロンディンブラのほか、ブレンドやアールグレイ、フルーツフレーバーやハーブティーなどもあり、複数選んで日替わりで違った味わいを楽しむことも可能です。
手軽に楽しめるティーバッグタイプなので、忙しい朝や仕事の合間のリラックスタイムなど、手軽においしい紅茶が楽しめます。
キーコーヒーオリジナル紅茶はこちら
おいしい紅茶のいれ方を知って自宅で本格的なティータイムを
ちょっとしたポイントとルールを知ることで、自宅でもおいしい紅茶をいれることは可能です。ティーバッグを使って手軽に紅茶を楽しむのもよし、セミナーを受講して本格的に学ぶのもよし。好みの茶葉を選んで贅沢なティータイムを楽しみましょう。
あわせて読みたい記事 『【動画付き】ペーパードリップコーヒーのいれ方を解説!必要な器具やコツもご紹介』
今回はキーコーヒーが開催しているコーヒーセミナー全3クラスのうち、コーヒーをこれから初める方にもおすすめのカルチャークラスについてご紹介します。
毎日のコーヒータイムがもっと楽しくなる、正しい抽出方法や知識が身に付くセミナーを多数ご用意しております。
こちらの記事のご感想をお聞かせください
記事のご感想を「投稿」または他の方の投稿に「いいね!」いただくと、キーコーヒーの公式オンラインショップ・コーヒーセミナー・直営ショップで使えるポイントに変換できる「アクションマイル」がたまります。ぜひ様々なサービスを通じてコーヒーをお楽しみください!
※
会員登録・ログイン
が必要になります。










