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プロが教えるおいしいアイスコーヒーの作り方|急冷式と水出しの黄金比を徹底解説

2026.04.20

いれ方

「カフェで飲むようなおいしいアイスコーヒーを自宅でもいれたい」今回はそんな方におすすめの、プロが教える「アイスコーヒーが格段においしくなるいれ方」を解説します。

急冷式と水出し、それぞれのいれ方やアイスコーヒーを作るための基礎知識に加え、アレンジレシピなどもご紹介しています。ご自宅で本格的なアイスコーヒーを楽しむ際の参考としてお役立てください。

自宅で喫茶店の味を再現!アイスコーヒーの主な2つの作り方

アイスコーヒーのいれ方には、大きく分けて「急冷法」と「水出し」の2種類があります。それぞれについて詳しくご紹介していきます。

1.香り高くキレのある味わい「急冷法(ドリップ式)」

急冷法とは、いれたての熱いコーヒーに氷を加え、急速に冷やしてアイスコーヒーを作る方法です。

抽出したコーヒーを熱いうちに急速に冷却することで香り高さを保ちつつ、キレのある味わいを楽しむことができます。

2.まろやかでコクが深い「水出し(コールドブリュー)」

水出しとは、文字通りお湯ではなく水でコーヒーを抽出する方法です。英語で「低温抽出」という意味の「コールドブリュー」と呼ばれることもあります。

熱湯なら数分で抽出できるコーヒーですが、水出しで抽出するコーヒーは、最低でも数時間、使用する器具によっては一日かけて、ゆっくりとコーヒーを抽出します。
 
時間をかけて抽出することでコーヒー豆のクセや雑味が溶け出しにくく、すっきりとマイルドな味わいになるのが特徴です。

【比較】どっちがおすすめ?手間・時間・味わいの違い

急冷法と水出しはそれぞれ異なるメリットがあるため、シーンに応じて使い分けるのがおすすめです。

きりっとした苦みがお好きな方は急冷法のアイスコーヒーがおすすめ。純喫茶で提供されるような、しっかりとした飲み応えのある味わいが楽しめます。また水出しに比べて短時間で抽出できるため、飲みたいときにすぐに作れるメリットがあります。

まろやかでやわらかい味わいがお好きな方は水出しコーヒーがおすすめ。すっきりとした口当りでごくごくと飲めます。抽出に時間はかかりますが、急冷法よりも簡単な工程で作れるかつお湯を使わなくていいというメリットがあります。

急冷法と水出しでは、手間や時間に加え、味わいも異なります。シーンによって使い分けるほか、両方作って飲み比べてみるのもよいでしょう。
 
急冷法と水出しの違いがわかったところで、それぞれの作り方について以下でさらに詳しくご紹介します。

【急冷法】プロが実践するおいしいいれ方5つのステップ

急冷法によるアイスコーヒーの作り方は、以下の5つのステップを参考にしてみましょう。

▶関連動画

ステップ① 準備するもの:深煎りのコーヒーを選ぶとキレのある味わいに

急冷法でアイスコーヒーを作る際に準備するものは以下の通りです。
 
1. ドリッパー、サーバー
ドリッパーとサーバーを用意します。 ドリッパーはコーヒー液を抽出するための器具です。 サーバーは、抽出したコーヒーを受けるために必要な器具で、目盛りつきのものだと抽出量が分かりやすいです。
 
2. ペーパーフィルター
ドリッパーと同じ形・同じサイズのペーパーフィルターを用意します。今回使用したのは、キーコーヒーオリジナルの円すい形ドリッパー専用のフィルターです。
 
3. コーヒー粉
アイスコーヒー用、もしくは深煎り・極深煎りコーヒーを用意しましょう。深煎りのコーヒーを使うことで、キレのあるしっかりとした苦みが楽しむことができ、ミルクやシロップをいれても、コーヒーの風味をしっかりと楽しめます。ペーパーフィルターで抽出する際の挽き目は、中挽きをがおすすめです
 
4. メジャースプーン
コーヒーを計量する際に使用する器具です。こちらはすり切りで10g量れるものですが、ご家庭にあるもので代用可能です。
深煎りの場合、コーヒーの水分が飛んで軽くなっている為、小山盛りで10gの計量を行います。
正確に計量したい方は秤を使用しましょう。

 
5. タイマー
抽出時間を計るタイマーです。今回使用するクリスタルドリッパーは2分30秒〜3分で抽出を行います。
 
6. ケトル(沸騰させたお湯)
お湯を注ぐための器具です。沸騰させたお湯を準備します。 注ぎ口が細いケトルを使用することで、お湯を注ぐ量をコントロールしやすくなります。
 
7. グラス
アイスコーヒーは、目で見て味わって楽しめる飲み物です。 お気に入りのグラスを用意して、あなただけのアイスコーヒーを楽しみましょう。
 
8. 氷、トング、マドラー
氷はコーヒーを抽出してからの急冷やグラスに入れる用として使用します。トングがあると氷が取りやすいです。 マドラーはコーヒーに氷を加え攪拌し、急冷する際に使用します。氷は一般家庭の製氷皿で作ったものでも問題ありません。20個ほど準備しておくとよいでしょう。

ステップ② 黄金比の計算:コーヒーと氷の「6:4」が失敗しない秘訣

アイスコーヒーを作る際の分量の目安は、コーヒー粉10gに対して出来上がり量100mlを基本とします。

今回の作り方では、40g(=10g量れる計量スプーンの場合、小山盛り4杯分)のコーヒー粉で、濃いコーヒー240mlを抽出します。そこに、氷(160g)を加えて400mlのアイスコーヒーを作る方法をご紹介しています。濃いコーヒー6:氷4と覚えるとよいでしょう。

ステップ③ 氷は多めに準備しておく

アイスコーヒーを作る際には氷をたくさん使います。急冷用(一般的なキューブタイプで8個~)と1杯分の飾り氷(3個~4個)を合わせると11~15個ほどになります。事前に20個ほど作っておけば安心です。

氷は、しっかりと固まったキューブ氷を用意してください。氷が柔らかいものや、小さいものだとしっかり冷たいと感じるくらいまで冷やすことができません。急冷することで香りを封じ込め、濁りのないアイスコーヒーができあがりますので、ここは意識しておきたいポイントです。

ステップ④ 抽出のコツ:ドリッパーの中央に繰り返し円を描く

器具が用意できたら、コーヒーを抽出します。コーヒーを抽出する手順は以下の通りです。
 
1. 器具を温める
しっかりとした香りと味わいを抽出するには、アイスの場合でも器具を温めるのがポイントとなります。 温めに使用したお湯は捨ててください。
 
2. フィルターをセットする
器具が温まっていることを確認したら、ドリッパーにフィルターをセットします。フィルターは圧着部分を折り返すことできれいにおさまります。ドリッパーに密着させるようにセットしましょう。
 
3. コーヒー粉を量る
ホットコーヒーの場合は計量スプーンで粉をすくった時、すり切り1杯が10gですが、煎りが深いアイスコーヒーの場合は小山盛り1杯が10gです。正確に量りたい場合は、秤を使うと安心です。
 
4. 1回目のお湯を注ぐ
 まず、フィルターに入れたコーヒー粉を平らにしてからタイマーをセットし、お湯を注いでいきます。ドリッパーの中央からゆっくりと、細く丁寧に、渦を描くように注ぎましょう。
全体的に乾いたところがないように、コーヒーの粉にお湯を染み込ませ、サーバーにポタポタとコーヒーが滴ったら、注ぐのを止めます。
 
5. 蒸らし
約20秒間「蒸らし」を行います。「蒸らし」とはコーヒーのガス抜きを行う工程です。キラキラした泡が出てきたら、お湯が全体に浸透した証拠です。泡が消えると、炊き立てのご飯のようにボソボソと穴が開いてきます。穴が開いてきたら蒸らしが完了のサインです。
 
6. 2回目のお湯を注ぐ
2回目はドリッパーの中央に小さな円を繰り返し描きます。大きさは500円玉を目安としてください。内側の盛り上がった泡が広がってきたらお湯を止めます。 ここではたっぷりとお湯を入れることを意識しましょう。コーヒーの一番おいしいところが抽出されるタイミングになります。
 
7. 3回目~5回目のお湯を注ぐ
ドリッパー内粉の表面が平らになったら、3回目のお湯を入れる合図です。 先ほどと同じようにドリッパーの中央に500円玉を繰り返し描きます。上から見て、お湯がドリッパー全体に行き渡ったことを確認したらストップします。3回目以降も同じ動きを繰り返し、5回~6回に注ぎ分けるとバランスのいい味わいに仕上がります。
お湯の注ぎ方はホットコーヒーの場合とほとんど一緒ですが、コーヒーの粉量に対してお湯を注ぐ量が少ないため、丁寧に注ぎコーヒーにお湯を浸透させることが大切です。
 
8. ドリッパーを外す
抽出されたコーヒーが2杯分(240ml)の目盛りまできたらドリッパーを外します。
できあがりまで2分30秒~3分ほどが目安です。

ステップ⑤ 一気に冷却することでクリアな仕上がりに

コーヒーが抽出できたら氷を加え、一気に冷却します。

急冷用の氷を400mlになるまで加えます。目安は8~9個(160g)です。氷を入れたら片方の手でサーバーをおさえて、マドラー等でかき混ぜてください。カラカラという音がなくなるまでしっかりと溶かします。 手で触って、サーバーが冷たいと感じられたらOKです。 ここの工程は香りを封じ込め、透明度のあるコーヒーを楽しむために重要な手順になるので素早く行いましょう。

最後に氷を入れたグラスに注いでできあがりです。

【水出し】寝かせるだけで本格派!失敗しない3つのポイント

水出しによるおいしいアイスコーヒーのいれ方についてもご紹介します。専用バッグを使うことで、初めてでも本格的な水出しコーヒーが楽しめます。
 

▶関連動画

ポイント① 専用バッグやボトルを使った手軽な作り方

専用バッグを使った水出しコーヒーを作る手順は以下の通りです。

 

【準備するもの】


1. 水出し専用コーヒーバッグ

2. ポット(蓋付きで氷とコーヒーバッグが入る広口のもの)

 

3.  水500ml


4. 柄の長いスプーン(マドラー) コーヒーバッグを沈ませるためのスプーン(マドラー)です。


5. トング  ポットからコーヒーバッグを取り出すトングです。
 
【作り方】

1. コーヒーバッグと常温水をポットの中に入れる
コーヒーバッグを水出し用ポットに入れて、計量した500mlの常温水を入れます。こぼれないようにコーヒーバッグ全体に染み込ませるようゆっくりと注ぎます。
 
2. コーヒー粉に水を染み込ませる
コーヒーバッグが浮いてくるのでスプーン(マドラー)で沈ませます。沈ませることでコーヒーの粉全体に水を染み込ませます。
 
3. 蓋をして4~8時間冷蔵する コーヒーバッグから空気の泡が出なくなったら水が全体に浸透した合図です。

ポイント② コーヒー粉による水出しコーヒーの作り方

コーヒー粉を使って水出しコーヒーを作る際は、以下を参考にしてください。

 

【準備するもの】

・コーヒー粉40g
・常温水500cc
・出来上がり420cc

 

【作り方】

中挽きにしたコーヒー粉をお茶パック等、コーヒーバックにいれます。
コーヒーバックを使う際のポイントとして、コーヒーバックを二重にすると、コーヒー粉が漏れにくくなります。
あとは専用バッグの作り方と同様です。

ポイント③ 抽出時間は4~8時間を目安に

抽出時間の目安としては、蓋をして冷蔵庫で4~8時間となりますが、商品によって抽出時間が異なりますので商品記載の説明を参照ください。
 
抽出時間が経過したら、コーヒーバッグを取り出します。絞らずにそのまま取り出しましょう。コーヒーが滴ることがあるので、お皿を用意しておくと便利です。
コーヒーバッグを取り出しグラスに注げば水出しアイスコーヒーのできあがりです。

【急冷式・水出し共通】保存期間:おいしさをキープする冷蔵のコツ

冷蔵庫の保存で、2日間(48時間)は香り高いアイスコーヒーを召し上がっていただけます。香りが逃げないように、きっちりフタができる容器に入れて保存することをおすすめします。

キーコーヒーが提案するアイスコーヒーの楽しみ方

ここではアイスコーヒーにおすすめの商品や楽しみ方をご紹介します。

トラジャブレンド ノワールはクリーンな深煎りの味わい

トアルコ トラジャは、インドネシアのスラウェシ島にある農園から日本での製造にいたるまで、徹底した品質管理のもと生まれるコーヒーです。


「トラジャブレンド ノワール」は、トアルコ トラジャをベースにコロンビアなどを使用した、クリーンな味わいの深煎りブレンドコーヒーです。ダークチョコレートのようにほろ苦くスパイシーで、なめらかな口当りがアイスコーヒーにおすすめです。
 

氷温熟成®珈琲で味わう究極の一杯

香ばしいほろ苦さと、焦がし砂糖のような甘く続く長い余韻が特徴の深煎りタイプのコーヒーです。
0℃以下でも凍らない温度領域で、一定期間加工したコーヒー生豆を使用したコーヒーは透明感のあるなめらかな味わいで、アイスコーヒー作りにもおすすめです。

手軽なのに本格派!香味まろやか水出し珈琲

水と一緒に4時間ほど冷蔵庫に入れておくだけで、すっきりと香り高い水出しコーヒーが楽しめるコーヒーバッグです。


コーヒーバッグ1つで500mlから1,000mlのアイスコーヒーができます。 お好きな濃さで、お好きなシーンで、喫茶店で楽しむような本格水出しコーヒーが楽しめます。

贅沢な水出しコーヒーを楽しむなら「シングルオリジンウォッシュトモカ」

シングルオリジンコーヒーを楽しみたいなどの本格派の方におすすめ。水洗式のエチオピアモカを100%使用した本格水出しコーヒーです。華やかな香りの水出しアイスコーヒーが楽しめます。

器具や食器にこだわってみる

アイスコーヒーづくりに慣れてきたら、アイスコーヒーに使う器具や食器選びにこだわってみるのもおすすめです。

ドリッパーやケトル、アイスコーヒーを入れるグラスなどにこだわることで、さらにコーヒータイムを豊かに楽しめます。

アレンジレシピ:アイスコーヒーをもっと楽しもう

基本のアイスコーヒーが作れるようになったら試したいアレンジレシピをご紹介します。
 

<アイスカフェオレ>


【作り方】
1. ポーションシロップをグラスに2つ入れます。
 
2. グラスの中に勢いよく1/3ほど牛乳を入れ、シロップとよく混ぜます。
 
3. 氷を入れます。 牛乳の表面に氷の頭が出るくらいに入れるのがポイント。
 
4. コーヒーを少しずつゆっくりと入れます。 氷に沿わせるイメージで入れるときれいにツートンになります。層になっていることを確認しながら、1:1の割合で注いでください。
 
牛乳だけでなく、アーモンドミルクや豆乳などの植物性ミルクと割っても相性がよいです。
 
<炭酸コーヒー>


【作り方】
1. ポーションシロップを1つ入れます。
 
2. 水出しアイスコーヒーを90cc注いでシロップとよく混ぜてください。
 
3. 氷を適量入れます。
 
4. 炭酸を氷に沿わせながら30cc注ぎます。 3:1の割合を意識すると見た目もきれいにできあがります。
 
微炭酸のものを入れるのも爽やかさがより一層引き立ちます。のど越しもとても良いため、暑い日におすすめのレシピです。
 
《【種類別】アイスコーヒーを割って楽しむ!おすすめの割り方》


アイスコーヒーはそのものを味わってもおいしいですが、実はいろいろな割り方ができる飲み物です。今回ご紹介したレシピ以外にもたくさんのアレンジレシピがあります。
 
1. しっかりと飲みごたえのある苦みタイプのアイスコーヒー
乳製品(牛乳、豆乳、アーモンドミルク)や練乳キャラメルや、チョコレートソースなど粘度感のあるもので割り、飲みごたえを楽しむのがおすすめです。
 
2. 水出しアイスコーヒーやすっきりしたタイプの(苦みが少ない)アイスコーヒー
炭酸や叩いたミントの葉、グレープフルーツジュースなどがおすすめです。よりすっきりとした味わいを楽しめます。
 
3. 酸味の強いアイスコーヒー
同じく酸味のある柑橘系のジュースやコアントロー(オレンジ)、キルシュなどのリキュール系で割ってみましょう。
 
アイスコーヒーの味わいや口当りの違いに応じて、おすすめの割り方があります。アイスコーヒーの味のタイプに応じてさまざまな飲み方を試して、ぜひお気に入りの味を見つけてください。

アイスコーヒーはシーンに合わせて自分好みの作り方を選ぼう

アイスコーヒーは抽出法の特徴をおさえれば、おうちで簡単に、しかもお店で飲むような味わいを出すことができます。急冷法と水出しでは味に違いがあるので、好みによっていれ方を選ぶのもよいでしょう。
 
また、アレンジレシピも豊富にあるので、その時の気分に応じてひと工夫すれば、アイスコーヒーの新たな一面も見つけられます。ぜひ、いろいろな飲み方であなただけのアイスコーヒーを楽しんでください。

 

あわせて読みたい記事 『水出しコーヒーとは?アイスコーヒーとの違いやおいしい作り方を紹介』

すっきりとおいしいイメージのある水出しコーヒー。喉が渇いている時や、暑くなると水出しコーヒーが恋しくなる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、水出しコーヒーとはどのようなものなのか、その種類やアイスコーヒーとの違いに加え、おいしい作り方についてわかりやすく紹介しています。水出しコーヒーがおすすめの人や、おいしいアイスコーヒーの作り方についても解説しています。

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