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パン屋を開業するには?必要な資金や成功させるためのポイントを解説!

開業方法・準備運営ノウハウ

自分でお店を経営する夢として、飲食店やカフェと並びパン屋を開業したいと考える方も多いでしょう。

この記事では、パン屋を開業したい方向けに、パン屋のメリットや開業に必要な資金、スムーズに開業するためのポイントについてわかりやすく解説しています。

パン屋を開業するメリット

パン屋を開業するメリットには、以下のようなものが挙げられます。

1人でも開業できる

小規模なパン屋なら、従業員を雇うことなく1人で開業することも可能です。イートインスペースを設けずにテイクアウト専門のお店にするなら、間取りが小さくても問題なく営業することができます。キッチンカーでの移動販売なら、更に初期費用が抑えられる可能性もあるでしょう。

少ないメニューでも営業可能

「メロンパン専門店」「クリームパン専門店」など、特定の種類に特化することで少ないメニューでも営業することができます。「飲食店開業の初心者で多種多様なパンが焼けない」「特定の種類のパンだけは自信を持って焼ける」という場合に、小規模な専門店から始めることがいいでしょう。

この他にも「初期費用が抑えられる」「難しい資格がなくても開業できる」などのメリットが挙げられます。

1人でも営業可能な小規模なパン屋を開業するためには、どのくらいの開業資金が必要となるのでしょうか。

パン屋の開業に必要な資金は?

パン屋を開業するために必要な資金を考える目安は以下のようになります。

開業時に必要な資金は数百万~1,000万円

お店の大きさや立地、厨房設備の状況などによっても異なりますが、10坪程度のパン屋であれば、開業に必要な資金の目安は数百万~1,000万円ほどとなります。20坪以上で大きな厨房を構える場合は、1,000万円を大きく超える可能性もあるでしょう。

開業時に必要な資金の内訳としては、以下のようなものが挙げられます。

・厨房設備費用

パンを焼くために必要なオーブンや調理台、シンクなど厨房に必要な設備の購入費用です。

居抜き物件などで厨房設備がそのまま使える場合には、購入費用を抑えやすくなります。

・物件取得費用

営業する店舗物件の取得費用です。一般的に、間取りが大きい店舗や繁華街や駅から近い場所、以前のオーナーが飲食店を経営していて、使える設備が残っている居抜き物件や路面店は取得費用が高くなりがちです。

逆に郊外にある店舗や駅から離れている、間取りが小さい、地下や上階にある、飲食店の営業に使われたことのないスケルトン物件は取得費用が抑えやすくなります。ただし、スケルトン物件の場合は厨房の設備購入費用や、保健所から営業許可を得るために必要な設備工事費用などが高くなってしまう可能性があるため注意が必要です。

立地についても、駅から近い繁華街や路面店の方が集客は容易となりますが、比例して物件取得費用は高くなります。

・内装、外装工事費用

厨房やお手洗いなどの水回りや壁面、屋根や看板などの内装や外装工事にかかる費用です。居抜き物件であれば工事費用を大きく抑えることが可能です。設備工事を一から行う必要のあるスケルトン物件は工事費用が大きくなりがちですが、細部まで自分のこだわりを実現することができるメリットがあります。

・運転資金

開業時の資金として、開業後の運転資金も準備が必要です。運転資金は、経営が軌道に乗るまでの間に赤字が続いても耐えられるだけの資金となります。仕入や経費の支払いだけでなく、生活資金も含めて数ヵ月~半年分は見ておくとよいでしょう。

このほかにも、食材の仕入やテイクアウト用の袋、トレーやトング、調理器具や広告、ポスターの製作費用などが必要な初期費用としてあげられます。

パン屋の運営費用の相場は?

パン屋を開業後、運営を続けるために必要な費用の相場は、お店の規模によっても異なりますが、およそ売上の40%を原材料費、物件の賃料は売上の10%を目安と考えるとよいでしょう。

運営費用を予測するためには、売上目標を設定することが大切です。例えば10坪程度の店舗で月の平均売上を150万円とした場合、原材料は60万円まで、店舗の賃料は15万円までに抑える必要があります。原材料費と賃料以外にも、様々な経費がかかってくる点も考慮して、達成可能な売上目標を設定するようにしましょう。

パン屋を開業する際に押さえておくべきポイントは?

パン屋を開業するにあたり、押さえておきたいポイントについて解説します。

どのようなパン屋にするかを明確にする

パン屋に限らず、飲食店やカフェなどの店舗を開業する場合には、どのようなコンセプトにするかを事前に明確にすることが大切となります。

若者向けのトレンドを押さえたお店なのか、地域密着型のお店なのか、特定のパンに絞って販売するのかによって、お店の内装やポスター、商品の価格帯や看板のデザインなども決まってきます。学生や家族連れがターゲットなのか、オフィス街のビジネスマンがターゲットなのかによって、物件を探す地域も絞られてくるでしょう。

自己資金以外に融資が必要か、都会で開業するか郊外を検討するのか、などもコンセプトによって決まってきます。パン屋を経営しているイメージや近隣店舗との差別化ができるかなど、一定の市場調査も重要です。

このほかにも、営業日や営業時間、スタッフ雇用の有無やユニフォームなど、決めるべきことはたくさんあります。夢を現実にする楽しい作業でもあり、現実的な目線も必要となる作業です。

必要な資格や手続きを確認する

パン屋を開業する際には、菓子製造の許可申請と飲食店の営業許可が必要となります。これまではパン屋の開業に飲食店と菓子製造両方の営業許可は必須となっていましたが、令和3年6月1日以降より、サンドイッチを含む調理パンやコーヒーなど簡単なドリンクの提供については、菓子製造の許可申請のみで対応できるようになっています。パン以外の軽食を出したり、イートインスペースを設けたりしたい場合には、引き続き飲食店の営業許可も必要となります。詳しくは管轄の保健所で確認してみましょう。

飲食店の営業許可を申請する場合も、菓子製造の許可のみを取る場合でも、食品衛生責任者の資格取得は必須となります。食品衛生責任者の資格は、各地方自治体の食品衛生協会が実施している講習を受講することで取得できます。

メニューづくりのポイント

パン屋の開業において、メニューづくりはとても重要です。自信を持って提供できるメニューである事に加え、トレンドやSNS映えする見た目、ネーミングなども考慮するようにしましょう。

イートインスペースを設置する際はもちろん、テイクアウト対応のみのパン屋でも、原価率の低いドリンクをメニューに加えることで、利益率をアップしやすくなります。利用者にとっても、おいしいパンとおいしいコーヒーが一度に揃う店舗は魅力的です。パンのメニューに合わせて、コーヒーやドリンクメニューについても考えてみましょう。

開業したパン屋を成功させるポイントは?

開業後は経営を安定させるために、利用客からのフィードバックや商品ごとの売上分析も行い、定期的にメニューや価格をアップデートするようにしましょう。急に価格を変えるのが難しい場合は、期間限定メニューを取り入れて調整します。期間限定や季節限定のメニューは季節感がある上に「今だけ」というお得感もあって人気になりやすいメリットがあります。

SNSを活用した広告宣伝においても、季節限定メニューはニュースとして投稿しやすいでしょう。特に郊外で開業する場合、SNSを使った集客はとても重要となります。費用をかけずに、うまく宣伝できれば人気店となる可能性もあるため、積極的に発信するようにしましょう。

宣伝や新メニューの開発、既存メニューの見直しを行う際には、原価率や客単価も考慮します。価格を抑えてたくさん買ってもらうのか、1商品あたりの原価率を抑えて利益率を高めるのかなど、データを有効に活用することも大切です。

パンのクオリティや価格だけでなく、パン屋では接客サービスの質も重要です。近隣住民や近隣で働く方、学生の方などとこまめにコミュニケーションを取り、仲良くなることで「またあのパン屋に行こうかな」「少し多めに買おうかな」という動機にもなります。パンと同じくらい店主に好感を持ってもらうことで、お店やパンのファンを増やすこともできます。

こうしたコミュニケーションや運営方法の安定化を実現するまでの間、多少の失敗にも耐えられるだけの運転資金があれば、余裕を持って経営することが可能です。

1人でパン屋を経営する場合、パンの製造はもちろん、接客や宣伝、データによる売上や利益の分析も1人で行う必要があります。大変な分やりがいもあり、経営者として成長もできるため、しっかりと準備をしてパン屋開業を成功へと導きましょう。

開業のポイントを押さえて憧れのパン屋をオープンしよう

パン屋の開業は小規模なら1人でも経営できる点や、少ないメニューでも開業できるといったメリットがあります。開業資金には物件取得費のほかに内装工事や設備購入費などもあり、運転資金も考慮すると小さなお店でも数百万円以上は必須となるでしょう。

開業前にはしっかりとコンセプトづくりをして、開業後は期間限定メニューの開発や接客サービスの向上も意識します。おいしいコーヒーも取り入れて、憧れのパン屋をオープンさせましょう。

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