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2024年の飲食トレンドを予測!注目のメニューやコンセプトを紹介

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これから飲食店のオープンを目指している方にとって、2024年の飲食トレンドを把握しておくことはとても重要です。現在既に飲食店を開業している方にとっても、メニュー開発や売上アップ、他店との差別化などを図るうえで、最新の飲食トレンドは理解しておきたいところです。この記事では、最新の飲食トレンドを知る方法や、2024年に流行が予想される飲食などについて例を挙げてご紹介しています。2023年から引き続き流行が予想されるジャンルについてもあげていますので、コンセプトづくりやメニュー開発のサポートとしてお役立てください。

最新の飲食トレンドを知るには?

最新の飲食トレンドを知るためにおすすめのリサーチ方法としては、以下のようなものが挙げられます。

SNSをチェックする

現在、飲食店を含む店舗経営のPRは、SNSの活用を抜きには語れないほど重要となっています。テレビやインターネット上で話題になるお店や、行列ができるお店などは、多くの場合SNSでの拡散が起点となって人気に火がついています。

近年、どのSNSにおいてもアルゴリズム機能の向上により、利用者が興味のある情報が優先して表示されやすくなっています。「人気の飲食店」「おすすめのカフェ」「流行のスイーツ」などのキーワードで検索すれば、話題となっている情報を目にしやすくなるでしょう。

SNSへ自店の投稿をする際に、現在人気の投稿についてもチェックして、参考にしてみるのがおすすめです。

現地へ足を運んでみる

インターネットやSNSでチェックするだけでなく、最新のトレンドが見つけやすい繁華街や若者が多く集まる話題のエリアなどへ直接足を運んでみることも重要です。実際に現地へ行って空気感を肌で感じることで、良いアイデアやインスピレーションが生まれるきっかけにもなります。

SNSでは実際のサービスやメニューをオーバーに紹介していることもあるため、話題のお店で実際に注文して食べてみる、サービスを利用してみるといったリサーチをすることも大切です。新しい発見や店舗の改善点などを見つけることができるかもしれません。

飲食以外のトレンドチェックも重要

最新の飲食トレンドが知りたい場合、飲食以外のトレンドもチェックしないと、流行している理由がわからない場合があります。例えば映画やドラマ、アニメで取り上げられているフードを扱うお店が人気となったり、キャラクターや有名人のトレードマークとなるアイテムや色使いをモチーフにしたメニューが人気となっていたりする事例は近年とても増えてきています。

「〇〇選手がいつもカレーを食べている」「アイドルグループが食べていたクレープ」など、芸能人や有名人が飲食しているシーンから、特定のメニューが話題となることもあるのです。

飲食トレンドができる前に、別のジャンルから生まれたトレンドを飲食に結び付けることが出来れば、自身の店舗からトレンドを生み出すことも可能です。メニュー開発と飲食の動向チェック以外に、情報のアンテナは幅広く持ってトレンドチェックをするようにしましょう。

2024年に流行するかも?注目のメニュー・コンセプト例

2024年に流行が予想される注目のメニューやコンセプトについて、事例をもとにいくつかを以下にご紹介します。

2024年注目のコンセプト例

飲食店ドットコム(株式会社シンクロ・フード)が2023年に行った調査によると、

2024年に注目されるコンセプトとして以下のようなものが紹介されていました。

・低アルコール/ノンアルコール

以前から需要のあったノンアルコールカクテルやモクテル(カクテルに似たもの、という英造語)など、ノンアルコール飲料の人気は、2024年も拡大すると考えられているようです。

ノンアルコールカクテルの専門店や、居酒屋でのノンアルコールメニューの拡充など、アルコールを飲まない方や運転する方でも気軽に利用できるバーや、飲む人と飲まない人が一緒に楽しめるお店といったコンセプトなどが注目されていることがわかっています。

・健康を意識したメニューの提供

低糖質・低カロリー専門店や免疫力UPに繋がるメニュー、ベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリー対応メニューなど、健康を意識したメニューを積極的に提供するコンセプトも注目されています。

生活習慣病の予防やダイエット、筋トレ、肌を整える食事など、近年健康志向となっているユーザーが増えてきています。インバウンドによる海外からの観光客にはベジタリアンや一定の肉を避ける人なども多く、ヘルシーで栄養や添加物に配慮された食材を使ったメニュー開発は、近年におけるトレンドの1つとなっています。

・体験型

飲食の提供だけでなく、ゲームやストーリーなどのエンターテイメントが楽しめるお客様参加型の飲食店も外食トレンドの1つに挙げられていました。謎解きやロールプレイング、いわゆるコンセプトカフェの多様化なども予想されます。「雑談バー」「占いカフェ」や、昭和時代のスナックのような接客、コミュニケーションに特化したお店にも注目が集まっているようです。

・ロボットによる接客、調理

対人によるコミュニケーションとは逆のトレンドとして、ロボットによる接客や調理をコンセプトにしたお店も流行が予想されています。既に大手チェーン店などでは配膳専用のロボットが導入されていますが、今後は個人経営の店舗でも導入が進む可能性があるかもしれません。

引用元「飲食店リサーチ」:https://www.inshokuten.com/research/company/

2024年注目のメニュー例

上記で挙げたコンセプト例を基に、2024年に注目するべきメニュー例としては、以下のようなアイテムが挙げられます。

健康関連:低糖質メニューでは従来のメニューから砂糖や炭水化物をカットしたメニューや、低GIの食材を使ったメニューなどがおすすめです。低カロリー食ならこんにゃくやおからといったダイエット食材を使うか、蒸し野菜など油分を一定以上カットしたメニューもよいでしょう。

小麦粉の代わりに米粉を使ったグルテンフリー食や、プロテインが選べるドリンクメニュー、鶏むね肉やささみなどを使った低脂質、高たんぱくなメニューなどを取り入れてみるのもよいでしょう。

ノンアルコールカクテルでは、アルコールがなくてもおいしく飲めるフレーバーを取り入れてみましょう。季節のフルーツやハーブ、スパイスのほか、黒ビールのように飲める炭酸コーヒーなどもおすすめです。

2023年から現在も人気のメニュー例

10円パンや台湾パンケーキ、ライスペーパー料理など、2023年にトレンドとなった人気メニューのいくつかは、2024年も引き続きトレンドとなる可能性が高いと予想されます。

特にライスペーパー料理は焼きそばやパスタ、サラダや肉料理などをライスペーパーで巻くだけでSNS映えするメニューとなるので、気軽に取り入れやすいでしょう。

台湾料理や韓国料理のほか、ジョージアのシュクメルリやトルコのバクラヴァなど、中東エリアの料理人気も高まりつつあります。まだマイナーな国のおいしいメニューをいち早く見つけて、期間限定メニューとして取り入れてみるのもおすすめです。

飲食トレンドを取り入れる際のポイント

最新の飲食トレンドを取り入れる際のポイントとしては、他のメニューとのバランスを考えて導入することが挙げられます。自分のお店のコンセプトや人気メニューとはまったく雰囲気が異なっている場合や、コンセプトに反したメニューの提供はミスマッチとなり、既存メニューの売上にも悪い影響を及ぼす可能性があるからです。例えば、おいしいコーヒーが人気のカフェの場合、フードメニューにトレンドを取り入れる際には、コーヒーに合うメニューかどうかをチェックすることが大切です。

低カロリーや低糖質のメニューを提供する場合も、お店のコンセプトや人気となっている部分は活かしつつ、おいしくてヘルシーになるよう改良することが大切です。とはいえ、トレンドは旬を逃すと売上にも影響が出てしまうため、スピード感を持って実現できるかどうかも見極めるようにする必要があるでしょう。

うまくトレンドを取り入れられるか不安な場合は、期間限定メニューとして一時的に提供してみる、新メニューをキャンペーン価格で提供して反応をチェックしてみるといった方法を取るのもよいでしょう。

また、飲食トレンドを取り入れていることを積極的にPRすることも大切です。トレンドに敏感なユーザーは、SNSもこまめにチェックしていることが多いものです。広告やチラシはもちろん、SNSも最大限に活用して新メニューを魅力的に宣伝するようにしましょう。

「ドリップしよう」でおすすめメニューやコーヒーの豆知識をチェックしよう

キーコーヒーの「ドリップしよう。」サイトでは、季節のイベントに合わせたコーヒーの選び方やおすすめメニューのほか、コーヒーに関する豆知識などについて幅広くご紹介しています。

「デカフェって何?」「バレンタイン・クリスマス・母の日などシーズン行事にまつわる話」など、最新トレンドに関わる耳よりな情報もご紹介していますので、メニューやコンセプトづくりで迷ったらぜひチェックしてみてください。

「ドリップしよう。」サイトはこちら

2024年の飲食トレンドをチェックしてメニュー開発に役立てよう

飲食店のコンセプトやメニュー開発において、最新の飲食トレンドは売上アップや集客にも繋がる重要な情報となります。SNSやインターネットによるリサーチはもちろん、実際にトレンドが生まれている場所へ足を運ぶなど、飲食以外の情報にもアンテナを張ることが大切です。

健康志向や2023年からのトレンドもリサーチしつつ、2024年の動向を予想してメニュー開発やコンセプトづくりに役立てていきましょう。

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