コーヒー豆はどうやって仕入れるの?卸売りや業務用コーヒーの選び方
2025.10.30
業務用コーヒー・備品
運営ノウハウ

カフェで提供するコーヒーは、仕入れからこだわりたい!という方も多いのではないでしょうか。コーヒー豆の品質にこだわって仕入れができるお店や、業務用という用途に合った業者を選ぶには、どのような方法があるのかも知っておきたいところです。
ここでは、コーヒー豆を仕入れる際の流れや注意点に加え、業務用コーヒーを味わいで選ぶ際のポイントなどについて解説しています。クオリティの高いコーヒーを安定して提供できるカフェ開業の方法も紹介していますので、カフェ経営の基礎知識としてぜひお役立てください。
コーヒー豆を取引する流れ
まずは、卸売りのコーヒー豆を取引する流れについて以下で確認していきましょう。
提供したいコーヒーの形態を確認
コーヒーを店舗で提供する形態にはいくつかの種類があるため、まずは自身の希望する形態のコーヒーが仕入れられるかを基準に業者を探すことになります。
飲食店のドリンクメニューとしてコーヒーを販売する場合、コーヒーマシンや器具を使用して店内で抽出し、提供することになります。
店頭でドリップバッグや家庭用サイズの豆、粉を物販するケースもあれば、ギフトや記念品としてコーヒーを販売するケースもあります。
ドリンクメニューとしてのみ提供するのか、店頭で物販もするのかを決め、該当する商品が仕入れられる業者を探しましょう。
業者の選定
提供したいコーヒーの形態が決まったら、業者を選定していきます。コーヒーを仕入れる業者には、自社で焙煎して販売している小売専門店タイプと、コーヒー卸業者の2つに大きくわけることができます。
どちらにもメリットとデメリットがありますので、店舗のコンセプトや使用量を加味して自分の店舗に合ったコーヒーを安定的に提供してもらえる業者を探すとよいでしょう。
コーヒーの味や産地、価格を確認
業者の選定が終わったら、実際に仕入れるコーヒーを選んでいきます。コーヒー豆を選ぶ際は、希望する産地や焙煎深度、味わいなどを伝え、イメージに近いコーヒーを選ぶことが大切です。その際、価格についても必ず確認するようにしましょう。気になるコーヒーについては、サンプルを請求できる場合があります。
 
コーヒーの価格は産地や一度に買い付ける量によっても異なりますが「原価を〇円以内に納めたい」「1杯当たり〇円が希望」などの要望を伝えることで、条件に合ったコーヒー豆を提案してもらいやすくなるでしょう。
 
◇ 関連記事「
業務用コーヒーの選び方を徹底解説!産地や焙煎度の違いなどを紹介
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購入
仕入れる豆が決まったら、実際に注文、購入します。注文時には、以下の点を確認しておきましょう。
・合計金額:キロあたりの単価から、最終的に購入する分量の合計金額をチェックします。
・納品予定日:希望の数量を購入した場合の納品予定日を確認しましょう。
・送料:送料がかかるか、かかる場合はいくらになるのかを確認します。配達日時指定の有無などもチェックしておきましょう。
・決済方法:クレジットや現金、代引きなどのほか、請求書払いの条件なども確認しましょう。
提示されている条件が希望に見合わない場合でも、カフェ開業時の大量仕入れなどには別途対応してもらえるケースもあります。少しでも気になる場合は、直接問い合わせをしてみましょう。
業務用コーヒー豆を仕入れる際の注意点

業務用コーヒー豆を仕入れる際に注意するべきポイントは以下の通りです。
こだわるポイントを決めておく
コーヒー豆にはさまざまな種類があります。「味わい重視」なのか「原価率を抑えつつ適度においしいコーヒー」がいいのかなど、こだわるポイントを明確にしておきましょう。
希望やこだわりポイントがはっきりしていた方が、プロも提案がしやすくなります。
 
◇ 関連記事:「
カフェや飲食店の仕入先はどこにすればいい?選び方やポイントを紹介!
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カフェの開業に必要な仕入れ先と食材をすべて紹介!ポイントや選定方法も解説
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原価率を考慮する
コーヒーの産地や味わいにこだわって選ぼうとすると、原価率が高くなる場合もあるでしょう。
コーヒーの価格を統一するのか、種類ごとに価格を変えるのか、高めの価格設定でおいしいコーヒーを提供するのか、テイクアウト専門でリーズナブルに提供するのかなど、カフェのコンセプトによっても設定するべき原価率は異なってきます。
原価率をどの程度に納めるか、高価格帯で販売する場合の金額設定なども考慮して選ぶようにしましょう。
メニューや価格設定など、トータルで考える
ランチやコース料理にフリードリンクとしてコーヒーを付けたい場合と、コーヒー単品を楽しむメニューとして提供したい場合では、価格設定にも開きが出てきます。高価な豆とリーズナブルな豆の両方を仕入れる必要があるのか、その場合のそれぞれの価格など、トータルで考えて仕入れるようにしましょう。
安定して仕入れられる業者を見つける
コーヒー豆の購入時、珍しい産地の豆を見つけて「店の主力コーヒーにしよう」と思っても、取引が不安定で大量仕入れができないといったリスクも懸念されます。
注文時に安定して仕入れられるかを確認する、または安定して仕入れることのできる業者から購入するようにするとよいでしょう。
「ワンオペのため買い回りが難しい」「仕入先が遠方でこまめに購入できない」「少しだけ補充したい」といった際には、オンライン上で購入できるECサイトがおすすめです。目的や用途に合わせて、賢く使い分けましょう。
 
キーコーヒー業務用ショップ 「
KEY'S TABLE
」
◇ 関連記事:「 ECサイトを活用した仕入れのメリットは?卸売業者との比較も解説! 」
【こだわり別】コーヒーの味わいによって選ぶ方法は?

キーコーヒー業務用ショップKEY’S TABLEでは、以下のジャンルからこだわり別にコーヒーを選ぶことが可能です。
味わいから探す
<苦みのあるコーヒーを選びたい場合>
酸味を抑えた、苦みのある味わいを提供したい場合は、焙煎深度の深いものを選びます。産地はグァテマラやコロンビアなどを組み合わせたものを選ぶと、酸味を抑えつつ、苦みをしっかりと感じられるでしょう。
●トラジャブレンド セピア
焙煎度: シティーロースト
特徴: トアルコ トラジャに、ブラジルなどをブレンド。ほろ苦い香味と甘く長い余韻は、エスプレッソとしても楽しめます。
●クレドール No.12
焙煎度: シティーロースト
特徴: コロンビア産やメキシコ産などの水洗式アラビカ種を使用したブレンド。エスプレッソとも相性が良く、豊かなコクとチョコレートのような風味がお楽しみいただけます。
 
●モデラート 
焙煎度: フレンチロースト
特徴: シアトル系のエスプレッソを再現した力強いコク、チョコレートのような香味が特徴。
▷ 
苦みが特徴のコーヒーから探す
 
<バランスの良いコーヒーを選びたい場合>
苦み以外にほどよい酸味もあり、バランスが良い味わいを選びたい場合は、エチオピア産やグァテマラ産の組み合わせがおすすめです。焙煎深度が浅めの豆の方が、酸味を感じやすくなります。
●クレドール No.08
焙煎度: フルシティーロースト
特徴: フローラルな香りと柔らかく長く続く甘い余韻が特徴。エチオピア産の豆を使用しており、ほどよい酸味が楽しめます。
●クレドール 有機栽培珈琲 ブレンド エクセレント
焙煎度: シティーロースト
特徴: 酸味を抑え、丸みのある苦みを出すように焙煎。グァテマラやメキシコの豆を使用し、柔らかい酸味とコクが楽しめます。
●クレドール レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー
焙煎度: シティーロースト
特徴: 軽快な味わいと柔らかい口当りが調和した飲みやすいブレンド。ニカラグアやペルーの豆を使用し、穏やかな酸味が楽しめます。
 
<コク深いコーヒーを選びたい場合>
コク深い味わいのコーヒーを提供したい場合は、ブラジルやメキシコ産などがよいでしょう。焙煎深度は深めの方が、しっかりとしたコクと風味を感じることができます。
●トラジャブレンド セピア
焙煎度: シティーロースト
特徴: トアルコ トラジャに、ブラジルなどをブレンド。ほろ苦い香味と甘く長い余韻は、エスプレッソとしても楽しめます。
●トラジャブレンド ノワール
焙煎度: フレンチロースト
理由: ほろ苦い香りとスパイシーでなめらかな口当りが特徴で、深いコクを楽しむことができます。フレンチローストで焙煎されているため、しっかりとした味わいが引き立ちます。
●クレドール 有機栽培グァテマラ フレンチ
焙煎度: フレンチロースト
理由: グァテマラ産の豆を使用しており、しっかりとしたコクと甘みが特徴です。
フレンチローストで焙煎されているため、深い味わいを楽しむことができます。
▷ 
コクがあるコーヒーから探す
 
<フルーティなコーヒーを選びたい場合>
フルーティな甘みや酸味が引き立つコーヒーを選びたい場合は、トアルコ トラジャをメインとしたブレンドや、コロンビア産やメキシコ産の組み合わせがおすすめです。
●クレドール No.06
焙煎度: ハイロースト
説明: コロンビア産などの水洗式アラビカ種をベースとしたブレンド。
ブレンドならではのユニークな味わいは、カフェラテなどにもお楽しみいただけます。
●クレドール No.60
焙煎度: ミディアムロースト
説明: コロンビア産やグァテマラ産、メキシコ産などの水洗式アラビカ種を主に使用した香り高いブレンド。柑橘のようなトップノート、フローラルな風味、豊かなコクが特徴です。
▷ 
フルーティな酸味が特徴のコーヒーから探す
さまざまな“味わい”からコーヒーを探したい方は
こちらから
業態から探す
同じ飲食店でも、カフェやレストランなど、メニューによって仕入れる食材が微妙に異なる場合があります。「中華に合うコーヒー」「フレンチに合うコーヒー」など、メニューごとに相性の良いコーヒーを合わせることで、フードとドリンク両方の良さを引き立て合うことができます。
キーコーヒー業務用ショップ『KEY'S TABLE』では、カフェや喫茶店はもちろん、フレンチやイタリアン、中華など業態別におすすめのコーヒーを見つけることができます。
 
▷ “業態”からコーヒーを探したい方は
こちらから
 
店舗コンセプトから探す
業態だけでなく、店舗のコンセプトによっても選ぶべきコーヒーが変わることは少なくありません。「コーヒーをメインに提供したい」「サステナブルな食材にこだわりたい」「食事を引き立てるコーヒーを知りたい」など、コンセプトによってコーヒーを選んでみましょう。
 
▷ “店舗コンセプト”から探したい方は
こちらから
 
キーコーヒー導入事例は
こちら
ブランドから探す
キーコーヒーでは「トアルコ トラジャ」「クレドール」など、コーヒーのブランド別にこだわりのコーヒーを選ぶことも可能です。
コーヒー農園で働く人の権利を守り、持続可能なコーヒー農園として認証を受けた認証農園産のコーヒーや、インドネシア・スラウェシ島 トラジャ地方で生産される「幻のコーヒー」トアルコ トラジャなど、お店の主力となる魅力的なブランドを見つけてみてください。
「トアルコ トラジャ」のページは
こちら
「クレドール」のページは こちら
キーコーヒー業務用ショップキャンペーン・特集のご案内
キーコーヒー業務用ショップKEY'S TABLEでは、コーヒーはもちろんフードやスイーツに関するお得なキャンペーンを定期的にご案内しています。
飲食店向けのコーヒー、食材の仕入れ先としてぜひご検討ください。
 
キャンペーン・特集ページは
こちら
店舗に合った仕入先を選んでこだわりのコーヒーを
業務用のコーヒー豆を仕入れる際には、形態や豆の味わい、産地などを確認し、価格をチェックしてから購入するのが一般的な流れとなります。仕入先は大手卸業者と自家焙煎の専門小売店に大きく分けられ、味わいや豆の品質などによって購入先を選別することとなります。
原価率を考慮するのはもちろん、店頭で物販する場合はパッケージのデザインも重要なポイントです。店舗のコンセプトに合わせ、品質や製法、持続可能性までこだわったコーヒーを選ぶのもおすすめです。自信を持って提供できるコーヒー豆を仕入れて、自慢のカフェを目指しましょう。









 
  
  
  
  
 


