フレーバーコーヒーはどんな味?作り方や種類、おすすめの飲み方を紹介

コーヒーショップやカフェなどで「フレーバーコーヒー」「〇〇フレーバーのコーヒー」といった表記を目にすることがあります。フレーバーコーヒーとはどんなコーヒーなのでしょうか。どんな種類があるのか、作り方やおいしい飲み方も知りたいところです。

本記事では、フレーバーコーヒーの概要や作り方に加え、おすすめの飲み方などについてわかりやすくご紹介しています。これからはじめてフレーバーコーヒーを試す方はもちろん、既に試していて「もっと楽しみたい」という方にも役立つ内容となっています。

フレーバーコーヒーとは

フレーバーコーヒーとはどのようなコーヒーなのか、メリットや基本の作り方など、フレーバーコーヒーの概要についてご紹介します。

さまざまな香りをつけたコーヒーのこと

フレーバーコーヒーとは、通常のコーヒーにフレーバーを加えたコーヒーをさします。フレーバーの英語”flavor”には「風味」や「香り」といった意味がありますが、フレーバーコーヒーのフレーバーは「香り」を意味しており、コーヒーにナッツやキャラメル、チョコレートなどの香りをつけたコーヒーを指すのが一般的です。

フレーバーコーヒーは、欧米でシナモンなどのスパイスやリキュールを加えてコーヒーを飲んでいたのが始まりだといわれています。

フレーバーコーヒーの中には、シロップやミルクを加えて甘い味わいしてあるものもありますが、多くのフレーバーコーヒーは香りづけしているだけで無糖のものが多く、鼻に抜けていく香りから雰囲気を楽しめるようになっています。

フルーツの香りづけをした紅茶を飲むとフルーティーのような雰囲気が感じられるように、バニラやナッツなどの香りをつけることでその雰囲気を楽しめるのがフレーバーコーヒーの特徴です。

フレーバーコーヒーのメリット

フレーバーコーヒーのメリットとして、余分な糖質や脂質を取らずにさまざまなフレーバーのコーヒーが楽しめる点が挙げられます。コーヒー豆に香りづけを行って作られたフレーバーコーヒーは種類も多いため、毎日飽きずに楽しめるのもメリットの1つです。コーヒー好きにとってうれしいポイントです。

フレーバーコーヒーの作り方

フレーバーコーヒーの作り方は、大きく以下3つの方法に分けられます。

・焙煎段階でフレーバーをつける方法

コーヒー豆を焙煎した直後に香料を加えてフレーバーをつける方法です。フレーバーとコーヒーのベストなバランスを焙煎段階で調節でき、コーヒー豆を粉にした際にも香りがよくなじみます。

・抽出前にフレーバーを加える方法

通常のコーヒー粉でコーヒーを抽出する前の段階でフレーバーを加える方法です。粉状になった香料を使うことが多いようです。

・抽出後にフレーバーを加える方法

抽出されたコーヒーを飲む直前にフレーバーを加える方法です。シナモンパウダーやキャラメルシロップなど、香りだけでなく味わいも加わったコーヒーとなります。自宅で手軽にフレーバーを楽しみたい時におすすめです。

フレーバーとコーヒーのベストなマリアージュを楽しみたいなら、焙煎段階で香りづけされたフレーバーコーヒーを選ぶのがおすすめです。

フレーバーコーヒーにはどんな種類がある?

フレーバーコーヒーにはいろいろな種類がありますが、その中でも代表的なものをご紹介します。

バニラフレーバー

バニラの甘い香りが楽しめるフレーバーコーヒーです。「バニラマカダミア」や「バニラキャラメル」など、ほかのフレーバーとミックスする際にも使われることの多いフレーバーです。

ナッツフレーバー

ナッツフレーバーは、フレーバーコーヒーの中でも種類が豊富なフレーバーの1つです。マカダミアナッツやヘーゼルナッツなど、さまざまなナッツフレーバーのコーヒーがあります。濃厚で香ばしいナッツの香りが楽しめる人気のフレーバーです。

キャラメルフレーバー

キャラメルフレーバーもバニラと同様、ほかのフレーバーとのミックスによく使われます。キャラメルの香ばしく甘い香りをブラックで楽しむのはもちろん、ミルクを加えるのもおすすめです。

チョコフレーバー

チョコレートの香りはコーヒーとの相性がよく、芳醇で香り高いコーヒーが楽しめます。チョコとナッツのミックスフレーバーも人気です。

スパイスフレーバー

シナモンやカルダモン、クローブなどのスパイスの香りが楽しめるフレーバーコーヒーです。スパイスの香りと味わいが加わったコーヒーは、まるでトルコ式コーヒーのような風味が魅力です。

トルコ式コーヒーとは、イブリックと呼ばれる専用の器具を使って抽出します。イブリックにコーヒー粉とカルダモンなどのスパイスを加えて加熱し、ろ過せず上澄みを飲むのがトルコ式コーヒーの特徴です。

▶ 関連記事:『トルココーヒーとは?飲み方や歴史、魅力を解説

ちょっと気分を変えてエキゾチックなフレーバーを試したい時におすすめのフレーバーとなっています。

フルーツフレーバー

コーヒーとフルーツの香りは意外と相性がよく、フルーティーな酸味のあるコーヒーによくマッチするフレーバーです。

フルーツの香りの種類には柑橘やベリーのほか、バナナフレーバーなどが挙げられます。フレーバーコーヒーをいくつか選んで飲み比べする際の候補としておすすめです。

フレーバーコーヒーをおいしく楽しむ方法

フレーバーコーヒーをおいしく楽しむ方法についてもご紹介します。

自分で作る場合の方法

自宅でフレーバーコーヒーを作ろうとすると、どうしても香り以外の味や甘みも加わってしまうケースが多いでしょう。フレーバーに重点を置いたフレーバーコーヒーをご自宅で作る場合は、以下のような方法が挙げられます。

・食用の香り付けオイルや香料を使用する

食用の香り付けオイルや香料が手に入れば、甘みや味をつけることなくフレーバーコーヒーを作ることができますが、好みの香りが見つからない、オイルを配合する割合やコーヒーとの相性が難しい、香料の他の使い道がわからないといったデメリットがあります。

・お酒に浸ける

お酒の香りを楽しみたい場合に試せる方法です。焙煎前、焙煎後どちらかでブランデーなどに浸け込み、数日浸け込んだ後にしっかり乾燥させてから使用すると、ブランデーやウィスキーの香りがついたフレーバーコーヒーとなります。

・燻製用のチップを使用する

燻製を作る際に使う桜チップなどを使用して、コーヒー豆を燻す方法です。燻製できる環境が整っていないと難しいため、あまり一般的な方法とはいえません。

味や甘みも加える方法としては、抽出後にシナモンスティックやスパイスパウダーを加えるほか、市販のフレーバーシロップを使う方法もあります。

ミルクを入れる

風味を添加しても問題がない場合は、ミルクを少し入れるのもおすすめです。ナッツフレーバーやバニラフレーバー、チョコフレーバーやキャラメルフレーバーは、ミルクと合わせるのにおすすめです。

カロリーが気になる場合は、アーモンドミルクや低脂肪乳、豆乳を選び、少しずつ加えて好きなバランスを見つけてみるとよいでしょう。

お酒を入れる

フレーバーコーヒーのアレンジ方法として、お酒を入れる方法もあります。ブランデー、ウィスキー、ラム酒、リキュールなどを少し加えて、ちょっと大人なフレーバーと味わいを楽しんでみましょう。

アイリッシュコーヒーやカフェ・ロワイヤルなど、コーヒーを使ったカクテルは広く世界中で楽しまれています。通常のコーヒーの代わりにフレーバーコーヒーを使ったアレンジコーヒーカクテルを作ってみるのもよいでしょう。

▶ 関連記事:『アイリッシュコーヒーとはどんな飲み物?味わいや作り方について解説!

おすすめのトッピング

フレーバーコーヒーのもっともシンプルで王道の楽しみ方はブラックで飲む方法ですが、ちょっと気分を変えてアレンジしたい場合は、生クリームやカスタードクリーム、マシュマロ、はちみつなどをトッピングしてみてもよいでしょう。

このほかにも、シャーベットやコーヒーゼリーなど、コーヒーを使ったお菓子作りにフレーバーコーヒーを使ってみるなど、アイデア次第で楽しみ方は広がります。

おすすめのフレーバーコーヒー

キーコーヒーでは、ハワイ人気No.1のフレーバーコーヒーブランド「ライオンコーヒー」を販売しています。

ライオンコーヒーは、アメリカで現存する最古のコーヒーブランドの一つ。人気のフレーバー「バニラマカダミアナッツ」をはじめ、日本限定の「バニラキャラメル」や、リッチで贅沢なコーヒーの味を引き立てる「チョコレートマカダミア」など、さまざまなフレーバーが選べます。1杯から楽しめるシングルサーブタイプもご用意しています。

厳選されたアラビカ豆を100%使用した本格的なコーヒーに、バニラの優しく甘い香りやマカダミアナッツの軽快な香ばしさが楽しめるライオンコーヒーをぜひ一度お試しください。

▶ ライオンコーヒーの詳細ページはこちら

お気に入りのフレーバーコーヒーを見つけてみよう

フレーバーコーヒーとは、コーヒーにナッツやバニラなどの香りづけをしたコーヒーのことで、ブラックコーヒーのおいしさはそのままに、様々な香りが楽しめるコーヒーとして人気となっています。

フレーバーコーヒーは、焙煎された直後のコーヒー豆にフレーバーを加える方法でつくられたものが、香りとコーヒーのバランスがよくおすすめです。バニラやマカダミアナッツ、チョコレートなどさまざまな種類の中から、お気に入りのフレーバーコーヒーを見つけてみましょう。