ミルクブリューとは?味や特徴、おすすめの飲み方やアレンジレシピを紹介!

新しいコーヒーメニューのトレンドとして見かけることのある「ミルクブリュー」とは、どのような飲み物なのでしょうか。何となく名前は聞いたことがあっても、カフェオレとの違いや作り方はよくわからない方も多いでしょう。

この記事では、ミルクブリューとはどんな飲み物なのか、概要や作り方に加え、おすすめのアレンジ方法についてわかりやすくご紹介しています。

ミルクブリューとは

ミルクブリューとはどんな飲み物なのかについて見ていきましょう。

牛乳で抽出したコーヒーのこと

ミルクブリューとは、牛乳で抽出したコーヒーをさします。冷たい水を使ってコーヒーを抽出する水出しコーヒーはコールドブリューと呼ばれていますが、この冷たい水の代わりに、牛乳を使って抽出するのがミルクブリューです。

ミルクブリューは冷たい牛乳にコーヒー粉を浸し、時間をかけてじっくりと抽出します。そのため「ミルク出しコーヒー」と呼ばれることもあります。

ミルクブリューとカフェオレ、カフェラテの違いは?

ミルクブリューもカフェオレもカフェラテも、コーヒーとミルクを使っている点は同じですが、作り方が異なります。それぞれの作り方の違いは以下の通りです。

<カフェオレ>

ドリップしたコーヒーとミルクを1:1の割合で注いで作る

<カフェラテ>

エスプレッソコーヒーにフォームドミルク(泡立てたミルク)またはスチームドミルク(蒸気で温めたミルク)を加え、コーヒーとミルクを2:8の割合で注いで作る

<ミルクブリュー>

牛乳にコーヒー粉を入れ、長時間かけてコーヒーを抽出する

ミルクブリューの基本の作り方については、後ほど詳しくご紹介します。

カフェオレとカフェラテの違いについて更に詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

◇ 関連記事:『カフェオレとカフェラテの違いがわかる!作り方やアレンジ方法も解説

ミルクブリューはどんな味?

ミルクブリューは、ミルクにコーヒー粉を浸してゆっくりとコーヒーを抽出するため、ミルクのコクがしっかりと感じられる味わいが特徴です。抽出に使うミルクやコーヒーの種類を変えることによってさまざまな味わいが楽しめるため、色々な種類を試してお気に入りを見つけてみるのもよいでしょう。

自宅で試せる!おいしいミルクブリューの作り方

ミルクブリューの味や特徴がわかったところで、自宅でも試せるおいしいミルクブリューの作り方についてご紹介します。基本の作り方とアレンジ方法を覚えて、ご自宅でもミルクブリューをぜひ試してみてください。

基本の作り方

ミルクブリューの基本の作り方は以下の通りです。

<用意するもの>

コーヒー粉 30g

牛乳 500ml

水出しコーヒー用パックまたはだしパックなどの食品用パック 1枚

ポット容器(600ml以上入るもの)

<作り方>

  • 1.食品用パックにコーヒー粉を入れる
  • 2.ポット容器にコーヒー粉を入れたパックと牛乳を注ぎ、軽くかき混ぜてなじませる
  • 3.冷蔵庫で8~12時間置いたらパックをポットから取り出し、軽く絞ったら出来上がり

冷蔵庫で置く時間は、ミルク感を楽しみたいなら8時間、コーヒーをより感じたい場合は12時間程度置くようにします。ポットの底にコーヒーの微細な粉が沈殿している場合、一度フィルターなどでろ過してから飲むと口当りがよくなります。

使用するポット容器は、香りが移りにくいガラス製のものがおすすめです。繰り返し作る場合は煮沸が可能な耐熱性の容器や、ミルクブリュー専用のポットなどを用意しましょう。完成後は出来るだけ早めに、24時間以内には飲み切りましょう。

◇ ミルクブリューの作り方に関するページはこちら

ミルクブリューをもっと楽しむ!おすすめのアレンジ方法

ミルクブリューはミルクやコーヒー粉を変える以外にも、シロップやスパイスを加えたり、温めて飲んだりと、さまざまなアレンジ方法で味の違いを楽しむことができます。

アイスクリームを浮かべてミルクブリューフロートにしたり、コーヒーゼリーにクリーム代わりにミルクブリューをかけて、コーヒー感をより楽しんだりするのもおすすめのアレンジ方法です。

ミルクブリューをさらに楽しむポイントとして、詳しいアレンジ方法を以下で詳しく見ていきましょう。

ミルクを変える

ミルクブリューは基本の牛乳で作る方法のほか、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどで作ることも可能です。それぞれの味の特徴は以下のようになります。

<豆乳>

豆乳は大豆から作られる植物由来のミルクの1つです。無調整豆乳を使ってミルクブリューを作ると、牛乳よりもさっぱりとしつつ、クリーミーな豆乳のコクが感じられる仕上がりになります。調整豆乳を使った場合は、調整された成分によって甘みが強くなる場合や、逆にさっぱりとヘルシーな味わいになる場合があります。

<オーツミルク>

オーツミルクは、オーツ麦から作られた植物由来のミルクです。オーツミルクで作るミルクブリューは優しい甘さが特徴で飲みやすく、まろやかな味わいとなります。

<アーモンドミルク>

アーモンドミルクは、アーモンドから作られた植物由来のミルクです。アーモンドミルクで作るミルクブリューは、コーヒーとアーモンドのコクがマッチしたしっかりとした味わいになります。

豆乳は美肌に整えるといわれるイソフラボンが含まれており、オーツミルクは食物繊維が豊富で、アーモンドミルクには食物繊維やビタミンEが含まれています。ミルク自体の味やコーヒーとのバランスに加え、取り入れたい成分によってミルクを選んでみるのもいいですね。

コーヒー粉を変える

ミルクブリューに使うコーヒー粉を選ぶ際には、ミルクのコクに負けない深煎りのコーヒーや、苦みとコクの深いコーヒーから選ぶのがおすすめです。

「ミルクと相性がよい」「カフェオレにおすすめ」といった記載のあるブレンドコーヒーなら、おいしいミルクブリューが楽しめるでしょう。いくつかのブレンドを試して、お気に入りを探してみるのもおすすめです。

温めて飲む

ミルクブリューは牛乳にコーヒー粉を浸し、冷蔵庫で長時間置いてコーヒーを抽出するため、出来上がった時には冷たい状態ですが、温めてホットミルクブリューとして楽しむことも可能です。

寒い日やほっとリラックスしたい時には、ミルクブリューで抽出したコーヒーを軽く温めて飲むのがおすすめ。ミルクの優しさとコーヒーのビターなコクにゆったりと癒されましょう。

シリアルにかけて

ミルクブリューをシリアルやミューズリーにかけると、コーヒー風味を感じる朝食として楽しめます。いつものシリアルをちょっとアレンジして食べたい時や、コーヒー感を出したい時に試してみましょう。クッキーやビスケットをミルクブリューに浸して食べるのもおすすめです。

シロップ、スパイスなどを加える

ミルクのコクを感じるミルクブリューには、シナモンなどのスパイスを効かせることで、オリエンタルな風味を楽しむことができます。きな粉や黒蜜を使って和風に仕上げたり、キャラメルシロップやはちみつ、チョコシロップを加えたりして、デザートのように楽しんでみるのもおすすめです。

ミルクブリューがぴったりのシーン

ミルクブリューは、以下のようなシーンにぴったりです。

・暑い時期の飲み物として

ミルクブリューは、暑い時期でもすっきりとおいしく飲むことができます。冷蔵庫で置くだけなので抽出の手間がかからず、熱湯を扱わないため、暑い夏でも作りやすいでしょう。

・朝食、おやつ、軽食に

ミルクの優しさとコーヒーのビターなコクが合わさったミルクブリューは、シリアルなどの朝食やサンドイッチなどの軽食のお供としてもおいしく楽しめます。ゼリーやアイスクリーム、ヨーグルトにかけたり、生クリームやチョコソースをトッピングしてミルクブリューをおやつにしたりするのもおすすめ。ミルクプリンやシュークリームなど、乳製品を使ったスイーツとの相性もぴったりです。

・カフェオレやカフェラテとの飲み比べ、パーティーなどに

ミルクブリューを牛乳や豆乳、オーツミルクで作って飲み比べたり、カフェオレやカフェラテとの違いを感じたりするのも楽しいものです。来客時のおもてなしやパーティーなどで提供する飲み物の選択肢としてミルクブリューを用意してみましょう。

ミルクブリューをもっとおいしく作りたい方におすすめのコンテンツをご紹介!

春夏の新商品としてリニューアルしたキーコーヒーの「香味まろやか水出し珈琲」でも、おいしいミルクブリューが作れます。

以下のページでは、香味まろやか水出し珈琲について、さらに詳しくご覧いただけます。

◇ 関連記事:『「香味まろやか水出し珈琲」がさらにおいしくなって新登場!リニューアルのポイントやアレンジレシピを紹介

お気に入りのアレンジでミルクブリューを試してみよう

ミルクブリューとは、牛乳にコーヒー粉を浸して抽出するコーヒーのことです。水を使ってコーヒーを作る水出しコーヒーを、水の代わりに牛乳で抽出したもので「ミルク出しコーヒー」と呼ばれることもあります。

牛乳にコーヒー粉を入れて冷蔵庫で置くだけで簡単にできるうえ、ミルクを変えたり、コーヒーを変えたりすればさまざまな味わいを楽しむことが可能です。お気に入りのコーヒーやミルクを見つけて、アレンジ方法も試しながら、自宅でおいしいミルクブリューを楽しんでくださいね。