社長挨拶

柴田 裕
私たちには「鍵」があります。それは、いつの時代にも、常に最高品質を追求し続け、コーヒーの味覚を開き、日本のコーヒー文化の扉を開くための鍵です。事実、キーコーヒーは1920年(大正9年)の創業以来今日まで、味覚、品質、市場、商品開発、流通ネットワーク、そして文化創造など、数多くのコーヒーの「扉」を開き、わが国のコーヒー文化の発展に努力を重ねてきました。また、“最高のコーヒーを追求する”旺盛な意気込みは、自らコーヒーの栽培を手がけることに辿りつき、インドネシアのスラウェシ島にトアルコ トラジャ直営農場の開拓・経営に着手。ジャングルの開墾から始めた難事業にも私たちの情熱は打ち勝ち、現在では貴重な財産となっています。そして、キーコーヒーは1997年(平成9年)、東証第一部に上場し、パブリックカンパニーとして新たな一歩をスタート。2001年には、環境マネジメントシステムISO 14001の認証を全社一括で取得するとともに、2001年には、品質マネジメントシステムISO 9002の認証も生産部門一括で取得。さらに2002年には、商品の設計・開発を含めたISO 9001(2000年版)の認証を生産部門、マーケティング部門一括で取得。これらの歩みもまた“最高のコーヒー”を追求したことから来る成果の一つです。
近年、短期間で使い捨てになる商品ブランド、ショップブランドは少なくありません。しかし、キーコーヒーには80余年の歴史に裏打ちされたキーブランドがあります。これは、当社の製品、サービス、仕事の質が高い評価をいただいているということに他なりません。私たちはこのことに大きな矜持を持ちつつ、さらに研究、技術、開発力に磨きをかけ、鮮度、安全、おいしさにこだわった最高品質の製品、サービスを市場に提供し、いつの時代にもあらゆる世代の生活者に支持される「屋台骨ブランド」の実現に努めてまいります。
2008年、当社のフラッグシップ商品であるトアルコ トラジャが発売30周年を迎えました。これを機に、トラジャコーヒーは「新生トアルコ トラジャ」として生まれ変わり、最高峰ブランドの地位を確立すべく次なるステージを目指して歩み始めました。このトアルコ トラジャの開発事業は、地域一体型の事業として推進してきたもので、当社CSR活動の根幹を成すものです。さらに環境への配慮という視点から、他社との共同開発によるバイオマスチップの活用などの取り組みも進めております。
今後も「お客様、株主、社員の満足度向上と社会との共生」という経営方針のもと、生活者の視点に立ったCSR活動に取り組んでまいります。すなわち、市場や生活者の暮らしのさまざまな場面で、商品やサービスを通じて企業のブランド価値をきちんと認識していただけるよう、キーコーヒーという企業の存在感を示す各々の事業活動によって「企業プレゼンスの充実」を図り、「つねにコーヒーのおいしさを創造し、人々のこころを満たし続ける企業」を目指してまいります。




